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国立がん研究センター バイオバンク

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よくある質問

協力の内容に関する質問

Q.研究のために何を協力するのですか?

A.診断や治療のために採取された血液・組織などの残りと、診療情報・診療後の経過の情報を、研究のために使わせていただくことと、研究のための採血を1回だけさせていただくという2つの協力をお願いします。どちらかだけの協力でもかまいません。

Q.同意後に変更や取り消しはできますか?

A.意思変更通知書をご提出いただければ、いつでも変更や取り消すことができます。郵送でも受け付けております。

Q.個人情報はどのように管理されているのですか?

A.バイオバンク試料を研究に用いる際には皆様の個人情報を厳重に管理いたします。個人情報は、無関係の番号や記号に置き換える「匿名化」や、許可されたものだけが個人情報を閲覧できるアクセス制限などを行います。匿名化によって万一の漏えいなどの場合でも個人を特定することはできないようになっております。

Q.研究用採血はいつどのように行われますか?

A.担当医師の判断で通常の血液検査の時に合わせて、1回だけ行われます。

Q.同意しても、採血されないこともあるのですか?

A.通常の日常診療において血液検査が行われない場合は、研究用採血も行われません。

Q.採血が嫌いなので、したくないのですが…

A.協力するかどうかはご自由に決めていただいてかまいません。同意しなくても診療上不利益を被ることはありません。

Q.貧血があるのでたくさん採血されると体調が心配です。

A.担当医師がお身体に負担がかからないよう、体調を確認して採血のタイミングを判断いたします。無理に採るようなことはいたしません。

Q.薬や病気等で血液に問題があると思うのですが、いいのですか?

A.薬の服用や、既往の病気、輸血の有無など様々な背景の血液こそ研究に大変貴重なものです。ご提供いただいた試料と情報は大切に研究に使わせていただきます。

Q.研究に参加することで、組織などが余分に取られることはありますか?

A.決して、余分に採取することはありません。診療で検査に使われた血液や組織などや、手術などで摘出された組織などが残った場合に、研究に使わせていただきます。

協力するメリット・デメリットについての質問

Q.研究協力をすることで、何かメリットはありますか?

A.直接的なメリットはありませんが、将来あなたと同じような病気の人に新しい治療、検査方法を届けたいと考えています。

Q.同意しなかった場合、診察や採血は受けられないのですか?

A.研究協力にご同意いただかなかった場合でも、診療に影響することはありません。

Q.現在の自分の病気(がん)のことがわかるのですか?

A.今のあなたに必要な検査や診断は通常の診療のなかで行われます。研究で自分の病気のことでわかることは非常に稀です。

Q.研究結果を患者が知ることはできますか?

A.研究の結果は論文や学会などで公開致します。一方、お一人おひとりに対して、個別に研究データをお知らせすることは原則としてございません。ただし研究過程でご自身やご自身の家族の健康を守る上で重要な結果が万が一判明した場合に、知りたいか否かについてのご要望をうかがっております。

研究内容に関する質問

Q.どんな研究に使われるのですか?

A.がんを含めた広い範囲の医学研究に用いられます。例えば、迅速で正確な診断をするための目印(バイオマーカー)を見つける研究や、薬がより効く人を予測したり、副作用が出やすい人を前もって予測したりする研究などを行っています。研究の中には、「細胞株の樹立」と言ってご提供いただいたあなたの血液や組織から細胞を取り出し、その細胞を試験管内で「培養」して増やすものや、「ゲノム解析」といって私たちの体を構成している細胞から、一部あるいはすべてのDNA配列を調べるものも含みます。詳しくは、関連ファイル「バイオバンクを用いた研究一覧」をご覧ください。

Q.がんが遺伝するかどうかという研究ですか?

A.遺伝性がんに関する研究も行われていますが、それ以外の研究にも用いられます。

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