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本といっしょに 「がん」 を語ろう

日時:2016年4月23日(土曜日)13時から15時30分
場所:堺市立健康福祉プラザ 4階 BC研修室

国立がん研究センターでは、がんをはじめとする健康や医療に関する情報を、生活の中で身近に感じられるような環境づくりを目指して、図書館と医療機関、福祉機関、行政が連携したプロジェクトを進めています。
本年度の最初は「まちライブラリー」の地域イベント「まちライブラリー ブックフェスタ2016 in 関西」に参加して、本を通じてがんや病気について語る、というイベントを開催しました。
会場は「まちライブラリープラザひといき」を設置している堺市立健康福祉プラザです。

今回のイベントでは、参加者がそれぞれおすすめの本を持ち寄って、「この本で救われた」「参考になった」「心が軽くなった」「癒やされた」など、がんに関わるそれぞれの体験を語り合いました。
参加者は、身近にがんを経験された方のほか、専門看護師や図書館関係者など12人でした。

 

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高橋三智世さん(堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター主任)が進行役となり、参加者は順に持ち寄った本を紹介しました。「友人ががんで苦しんでいるのを見てどう接すれば良いか悩み本を手にとってみた」「看護師としてがんの患者さんにどう接すれば良いか悩んでいたときに出会った本で気持ちが軽くなった」など、本にまつわる体験を話し合いました。

お互いの経験に共感しつつ、和やかな雰囲気の中で会は進行しました。そして、身近な人が経験したがんについて、病気と余命の告知の問題、身近な人の最期の迎え方、早期発見と堺市における検診のこと、代替医療、がん教育、ひといきと病院の図書コーナーなど、がんにまつわるさまざまな話題が飛び出して盛り上がり、当初の予定時間を大幅に延長して話し合いが続きました。