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国立がん研究センター

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-日本経済新聞社のがん治療成績ランキング報道について-国立がんセンター中央病院の治療成績について

去る12月5日、日本経済新聞社が、がん治療を行う全国の主要病院を対象としたランキング調査の結果を発表いたしました。当院は治療成績が無回答によりCランクの評価を受けました。当院では従来よりホームページにて治療成績を公表し、誰でも閲覧可能な状況にあります。今回の日本経済新聞社の調査では1995年1月1日から1997年12月31日までの3年間に手術(治療)した総患者数に加え、5年以上経過して生存を確認した患者数(生存数)、5年以内に死亡を確認した患者数(死亡数)、生死不明の患者数(生死不明数)の実数を病期別に求められました。当院においては、対象となる3年間の手術例数が肺がんで385例、乳がん手術例が420例、肝胆膵で836例(1980年1月から2002年3月)であり、内科症例を加えれば、総数は手術例の2倍ないし3倍になります。手術症例の予後は外科医により術後病理病期分類で院内調査されていますが、今回の調査に答えるには、改めて術前の臨床病期分類に基づいた結果が必要になります。調査には症例ごとに確認する必要があり、膨大な時間と労力を要することから、当院においては調査時点で結果の出ている範囲で日経新聞社に回答しました。また、2003年(1月1日~12月31日)の治療法内訳(件数)を聞いていますが、当院では胃がん手術は5名、肺がん手術は3名の外科医で行い、胃がん手術1009例、肺がん手術409例と膨大な数を扱っており、国内には匹敵する施設がありません。当院は国民の皆様のために最少の人数で最大の効率を目指して診療に当たっていますので、新聞社や雑誌社の要求する調査に割ける時間も労力もありません。今回の調査に全面的に協力するには患者さんの診療時間を犠牲にすることになることから上記の回答と致しました。

その結果は回答欄に空欄があることと、治療成績が不良であることとの区別をつけることなく、治療成績をABCの3段階のCランク付けがなされました。当院では、各診療グループの専門医が勤務時間外にもかかわらず、時間と労力をかけ、充分な予後調査を行い、また、1例1例の病期分類をはじめとした診療内容を見直した後に、生存率や死亡率を算出しております。正確なデータを開示することが、患者さんならびに国民の皆さんの的確な判断に役立つと考えております。今回のように、短期間で充分に1例1例の診療内容の確認ができずに不正確な統計資料を提供することは国民の判断を惑わせると考えております。

当院の治療成績はホームページに掲載しておりますのでご参照ください。

国立がんセンター がん情報サービス がん登録・統計 がんの統計'03 より

国立がんセンター がん情報サービス がん登録・統計 がんの統計'03(がん情報サービスにリンクします)

図表編

主要部位別・病期別生存率(%)(PDF:39KB)(がん情報サービスにリンクします)

  1. 初回入院患者の入院暦年別5年生存率の推移(%)
  2. 国立がんセンター中央病院の治療成績

資料編

主要部位別・病期別生存率(%)

  1. 初回入院患者の入院暦年別5年生存率の推移(%)(PDF:36KB)(がん情報サービスにリンクします)
    1. 国立がんセンター中央病院
    2. 国立がんセンター東病院
  2. 国立がんセンター中央病院の治療成績 (PDF:32KB)(がん情報サービスにリンクします)