生活習慣改善によるがん予防法の開発と評価
日本人の一般的な暮らしの中で考えた場合に、がんの原因といわれる生活習慣の中で、何によって、どのがんのリスクが、どれくらい高くなっているのか。総合的な健康にも配慮しながら、がんのリスクを低く抑えるためには、どのようなアドバイスが、効果的なのか。予防法は、どうすれば、実現できるのか。その答を得るには、まず、これまで行われた国内の疫学研究結果を網羅し、科学的な方法で検証を重ね、的確に評価を行う必要がある。そのうえで、日本人のがんの発生を減らすためにより確かな効果が期待できるような生活習慣改善法を提示し、一人一人の行動の変化に結びつきやすい、具体的な予防方法を開発することを最終的な目的として、この研究班が設けられた。
班員はそれぞれがわが国で実施されている主な大規模疫学研究に携わっている。すなわち、この研究は、第一線でわが国のがんの原因・予防方法を研究する医学研究専門家の共同作業により、基礎的な研究結果を実際の応用へと橋渡しする研究(トランスレーショナル・リサーチ)として推進されている。[厚生労働省科学研究費補助金 第3次対がん総合戦略事業(2003−2011年度)]