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(国立がんセンター中央病院発信)
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司 会 国立がんセンター中央病院 緩和ケア科 下山直人
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| 今回は最近の緩和ケアのトピックスである緩和ケアチームに焦点をあててみたい。緩和ケアはがんという診断がついた時点から開始されるものであり、決して末期だけに行われるものではないといわれている。治療に伴う苦痛の緩和も含め、むしろ緩和ケア病棟のない一般病棟での緩和ケアの質の向上が望まれる現在、一般病棟での緩和ケアチームの役割は大きい。緩和ケアチームを担う多職種が集まり、チームを構成するにあたり現状と問題点について討論したい。 |
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| 1.緩和医療の実践の場としての一般病棟と緩和ケア病棟 |
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千葉県がんセンター 緩和医療科 渡辺 敏
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| 院内独立型緩和ケア病棟の運営が始まり9ヶ月が経過した。それ以前は緩和ケア支援活動と銘打ってチームでの院内横断型の活動が行われていて、この活動は現在へも引き継がれている。また既存病棟でのチーム医療の形態はそのまま緩和ケア病棟へも引き継がれた。本日はこの二つの医療の場における差異を提示しディスカッションを進めて行きたいと考えている。 |
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| 2. 精神科医の立場から |
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国立がんセンター中央病院 精神科 中野智仁
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| 緩和ケアチームにおける精神科医の役割は、がん患者の精神症状の緩和のみならず、家族への精神的援助、チームスタッフへの教育およびストレスケア、チーム機能の最適化の推進など多岐に及ぶ。国立がんセンター中央病院における取り組みを紹介し、現状と課題を考察したい。 |
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| 3. 緩和チーム専従看護師として |
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国立がんセンター中央病院 がん専門看護師 戸谷美紀
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| 私がチーム専従看護師となった2002年7月〜2003年12月で、チーム対象患者はのべ912名であった。患者の転帰は、死亡184名(20.2%)、退院480名(52.6%)、転院132名(うちPCU
53名)であった。専従看護師の活動は、患者・家族との面談(1回以上)458名、テンピュールマットへの交換94名、ホスピスの情報提供40名などであり、教育として緩和医療勉強会を計画し計13回(2003年)開催した。今後はがん看護専門看護師として、さらに看護師のエンパワーメントに力を入れたい。 |
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| 4. 緩和ケア移行への医療連携 |
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国立がんセンター中央病院 ソーシャルワーカー 大松重宏
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| 緩和ケア病棟を持たないがん専門病院にとって、緩和ケア移行を患者・家族が納得し自己決定できるようにサポートした上で、充分なケアが確保された医療連携(緩和ケア病棟、ホスピス、また在宅ホスピス等)をすることは容易ではない。今回は、緩和ケアチームの一員としてソーシャルワーカーが、患者・家族のニーズを踏まえ緩和ケア移行への援助をどのように展開しているかを報告する。 |