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国立がん研究センター 東病院

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診療について

診療内容の紹介

肺がんは、がん細胞を顕微鏡で見たときの形態で非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、他)と小細胞がんに分類されます。小細胞がんは非小細胞がんと比べて、進行が速く、転移しやすい性質があります。抗がん剤治療には点滴と飲み薬がありますが、いずれも薬が体に吸収されて、全身に作用します。がん細胞がほかの臓器に転移している進行度(病期)を4期と呼び、抗がん剤治療の対象となります。

それぞれのがんに対する標準的な抗がん剤治療および新規薬剤を含む臨床試験を行っています。また、がんに伴う症状に対する治療や、地域病院との連携を行いながら緩和ケアへの移行のサポートを行っています。

当科が専門とする治療分野

肺がん(非小細胞がん、小細胞がん)

  • 進行がん・術後再発がんに対する抗がん剤治療(化学療法、分子標的治療、免疫チェックポイント阻害治療)
  • 局所進行がんに対する化学放射線療法
  • 術前・術後の化学療法

悪性胸膜中皮腫

  • 進行がん・術後再発がんに対する抗がん剤治療
  • 術前の化学療法

胸腺腫瘍(胸腺腫、胸腺がん)

  • 進行がん・術後再発がんに対する抗がん剤治療
  • 局所進行がんに対する化学放射線療法
  • 術前の化学療法

当科が専門とする検査分野

気管支鏡

  • 超音波気管支鏡(EBUS)を用いた経気管支針生検(EBUS-TBNA)
  • ガイドシース併用超音波気管支鏡(EBUS)による経気管支生検(EBUS-GS)
  • Cryoprobe(クライオプローブ)による気管支鏡下生検

CTガイド下生検

診療内容の特徴と診療実績

当科では、肺がん、悪性胸膜中皮腫、胸腺腫瘍に対する初回の抗がん剤治療は短期入院または外来通院で行っています。医師だけではなく、看護師、薬剤師を含むチーム医療を行い、患者さんが少しでも安心して抗がん剤治療を受けられるように心がけています。2次治療以降の抗がん剤治療の多くは外来通院で行っています。
現在の病状、治療法の選択肢について納得いくまでお話した上で、患者さんにとって最善の治療法を一緒に考えていきます。

肺がんに対する抗がん剤治療は、従来の化学療法から、個々の患者さんの遺伝子異常に合った分子標的薬を用いる、精密な個別化治療(プレシジョン・メディシン)へ大きくシフトしています。当科は個別化治療の実践に重点を置いた診療、研究を心がけています。また、非小細胞肺がんの患者さんには、保険診療で免疫チェックポイント阻害薬による治療も行っています。

新規患者さんに行ったがんの種類別の抗がん剤治療数を下に示します。

図1 抗がん剤治療数

 2014年2015年2016年
肺がん 409 394 428
悪性胸膜中皮腫 3 3 7
胸腺腫瘍 8 3 6
420 400 441

当科で行った検査の件数を下に示します。

図2 検査の件数

 2014年2015年2016年
気管支鏡 708 767 815
CTガイド下生検 67 44 42