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家族性腫瘍外来開設のお知らせ

国立がん研究センター東病院では、家族性腫瘍外来を開始しました。


<家族性腫瘍>とは

父親や母親、兄弟・姉妹、おじ・おばなどの血縁者(家系内)に「がん」あるいは「腫瘍」の患者が多くみられる疾患を、家族性腫瘍と呼んでいます。このようなご家族では、「うちはがん家系だ」などと言われることもありますが、長寿国の日本では2人に1人が「がん」になるため、必ずしも遺伝が関係して「がん」が起きているとは限りません。家族性の「がん」の頻度は、がん全体の約5%とあまり高くありませんが、ほとんど全ての臓器に発生する「がん」でみられます。

<家族性腫瘍外来>では

診断や治療技術の進歩により、家族歴や必要に応じた遺伝子検査の結果に基づき、家族性腫瘍と診断し、家族性腫瘍に特徴的な多発がんや重複がんの予防、早期発見・早期治療の支援を行なうことが可能になってきました。

家族性腫瘍が疑われる場合、本当に家族性腫瘍なのか、どのような病気なのか、どのように注意すればよいか、手遅れにならずにがんを見つけるにはどうしたらよいか、どんな予防法があるのか、遺伝子検査は受けるべきか、検査は何のために受けるのか、検査はどのくらいの性能(検出率・正確さ)なのか、検査結果をどう解釈すればよいのか、検査の結果は誰にどのような影響を及ぼすのか、子どもや家族の検査はどうするべきか、いつ検査したらよいか、などなど、多くの問題があります。

昨今これらの情報は簡単に入手できるようになってきていますが、情報量が膨大となりときに情報の質に幅があるため悩みを抱えている方の不安が大きくなる例も見られています。さらに加えて、家族関係、結婚、出産、就職、保険などの難しい悩みが出てくることも少なくありません。

当家族性腫瘍外来では、正しい知識と最新の情報を提供し、ご自身がこれらの問題をきちんと整理・理解し、納得いく方向で今後の生活に前向きに立ち向かっていけるよう支援する相談窓口です。治療については、必要に応じて各専門外来と連携し、対応しています。

<具体的>には

家族性腫瘍と診断された患者さん、ご家族でご自身はまだがんになっていらっしゃらない方だけでなく、「がん」の遺伝を心配されている方々も対象となります。

1) 遺伝性、家族性の「腫瘍」または「がん」であると診断されている方
家族性大腸線種症(FAP)・遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC) 
家族性乳がん・卵巣がん・多発性内分泌腫瘍症
2) 家族性腫瘍と診断されていないが、以下のようなことがあり、相談を希望される方
「家族に同じがんになった人が複数いる」
「50歳以下の年齢でがんになった」
「複数のがん・腫瘍に罹患した」

診療日

外来は、十分に時間をかけてお話しをうかがうため、完全予約制としています。
第一・第三水曜日の午後に13:00〜・14:00〜・15:00〜・16:00〜の4枠で行っています。

予約方法

家族性腫瘍外来の診療予約は、下記電話番号へのお電話、または担当医へ直接ご連絡ください。
04−7134−6991(平日(月〜金)8:30〜17:15 )
「初めての受診である」と「家族性腫瘍外来を受診したい」ことを告げ予約をとってください。

診療費

原則として自費診療になります。初診10,800円、再診6,480円をお支払いいただきます。なお、遺伝子検査や診断に関しての諸検査については、別途実費を申し受けます。

また、遺伝子検査をご希望の場合、同じ病気でもご家族の状況により検査の必要性によってご提案する検査内容が異なることがありますので、初診日には原則として採血しておりませんことをご了承ください。