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国立がん研究センター 東病院

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東病院の看護の力

最先端に立つ責任感・使命感

国立がん研究センター東病院は、最良のがん診療の提供とともに、新しいがん医療を創出する役割を担い、手術・化学療法・放射線治療など、最先端医療を行っています。

最良の医療を提供するためグループ診療体制をとり、より客観性の高い診断と治療決定のために外科、内科、放射線科、病理などの壁を取り払い、治療方針を決定しています。

また治療過程における症状マネジメントを行い、苦痛を緩和しQOLの向上に努めています。

手術室

東病院で行う手術の特徴は、「高難度」「低侵襲」「開発」です。

がん治療において国内有数の手術実績があり、国内外の医療関係者が多数見学に来ます。食道がんや頭頸部がん、膵臓がんなどの高難度の手術や、患者への侵襲を少なくする鏡視下手術が毎日行われています。

さらに、臨床試験やNEXT棟での医療機器開発に関わり、先駆的治療の一翼を担っています。

手術は常に安全であることが当たり前。そのうえで、わたしたちは多職種でチーム一丸となって、新しいことや難しいことに挑戦し続けます。

“手術をして治りたい”と願う患者さんの思いに寄り添い、看護師は知識・技術の向上のため自己研鑽に励んでいます。

  • 手術室01
  • 手術部02

ICU

ICU(集中治療病棟)は8床からなり、主に食道癌や頭頸部外科の術後患者さんやCODPや狭心症などの周術期ハイリスク患者さんや、がん治療中に急性機能不全(呼吸・循環・代謝など)が生じた患者さんも入室されます。医師・看護師・理学療法士・薬剤師・MSWなど多職種が協力しながら、術後合併症予防や早期リハビリテーション、全身状態の回復支援やQOLの維持・向上を図っています。

そのため、異常の早期発見ができるようにフィジカルアセスメントなどの幅広い知識や急変時に迅速に対応できる技術を身に付けるため、スタッフ一人一人が日々自己研鑚に努めています。3学会合同呼吸療法認定士が4名在籍し、めんがーが中心となり術後呼吸器合併症予防や呼吸リハビリテーションを実施し、チームで実践できるように部署内外で勉強会等を開催しています。さらに、若手スタッフも積極的に日本集中治療学会主催ICU・CCUセミナーにも参加しています。病棟一丸となって、集中治療領域におけるがん看護を自信を持って提供できるように努力しています。

  • Icu01.jpg
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内視鏡センター

年間で約12,000件の内視鏡検査・治療を行い、国内ではトップレベルの件数です。臓器を温存したままで完全にがんを切除できる患者さんは増えています。

また、内視鏡治療には食道拡張術、胃瘻造設術、がん細胞に親和性の高い光感受性薬剤を使ったレーザー治療(PDT)も多数行われています。

外来でも入院でも担当医師個人が患者さんの治療方針を決めるのではなく、診療科内で充分に話し合うだけではなく、必要があれば他科に所属する多数の医師と集まって話し合い、総合的な判断によって個々の患者さんに合った治療を決めて行く方針をとっています、

診断・治療において、医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士を含むチーム医療を行っており、個々の患者さんにとって最適の診断・QOLを尊重した治療を提供することを心掛けています。

4B病棟(頭頚科)

頭頸部癌領域は多彩な機能や整容性を重視する臓器の集合体です。治療方針の決定から退院後の生活支援まで医師・看護師をはじめとした各医療チームとの連携を重視し、診療を行っています。

頭頸部癌手術は日本一の手術件数です。形成外科と協働で行う皮膚・軟部組織・腸管などの遊離移植および皮弁による再建手術も年間約100症例行われています。また全国でも数少ない頭頸部内科を有し、薬物療法、放射線療法、新規薬剤の研究・開発に取り組み、日本の頭頚部領域のがん医療を牽引しています。

摂食嚥下障害看護認定看護師やがん放射線看護認定看護師をはじめ4B病棟の看護師が、喉頭全摘など治療後の機能障害やセルフケアに対する患者さんへの指導を行い、侵襲が大きい治療が円滑に進み、患者さんのQOLが向上できるように支援しています。頭頸部外科・頭頚部内科・形成外科と常に連携し、最大限のサポートを行い、患者さん中心の看護の提供を行っています。

5A病棟(治験)

治験病棟では、主にがんの治療に用いる新しい薬剤の有効性(効果)や安全性(副作用)などの確認をするために行われる「臨床試験」を数多く実施しています。

新たながん治療の創造のために、多職種が一丸となって協力しています。お互いの役割を理解しながら、ときには意見を戦わせることもありますが、これも患者さんを思ってのことです。

遠慮なく本音を言い合えるチーム医療を実践しつつ、がん医療をリードしていく、そんな病棟です。

8階病棟(骨髄移植)

全診療科、且つがん治療のすべての治療過程にある患者が対象となります。

急性期から終末期まで、幅広い知識と技術を持って看護実践を行う必要があります。ホスピタリティーと個別性を重視し、穏やかな療養環境が提供できるように、個々の患者・家族のニーズに対応した質の高い看護を目指しています。

無菌治療室8室も保有しており、血液腫瘍治療における幹細胞移植等の高度専門的治療に対する看護も実践しています。

通院治療センター

外来がん化学療法を中心に、患者さん自らが副作用をコントロールできるよう、治療に関連した必要な事柄について全てサポートしています。

薬剤師・栄養士・医療ソーシャルワーカーなど専門職種とチーム医療を行っています。

緩和ケア(PCU)病棟

がんの進行に伴う様々な症状や心の負担を緩和し、質の高い生活を送ることができるよう、チームでケアを行います。

症状緩和のためのアセスメント能力と、科学的で根拠のある実践、コミュニケーションを基盤とした信頼関係が求められる病棟です。

支持療法チーム

がん看護専門看護師、精神腫瘍科医師、緩和医療科医師、薬剤師、管理栄養士(臨床心理士、ソーシャルワーカー)でチームをつくり、心身両面の苦痛・苦悩を少しでも緩和できるように専門的な治療やケアに努めています。

サポーティブケアセンター

サポーティブケアセンターは、初診からあらゆる時期に発生する、身体的、心理的・社会的問題を統合し、適切なリソースや医療チームおよび地域と連携し、包括的に継続した支援を行っています。

さらに、そのコーディネートをすることで、がん患者及びその家族が、意思決定や症状緩和等において適切なケアを受け、主体的に対処する力を強めるような介入を行っています。看護師の役割として、

  1. 外来:入院を視野に入れた患者だけでなく、外来ベースで経過する患者も含め、初診からあらゆる時期における患者・家族への継続的な支援を図る
  2. 入院:在宅療養生活において患者・家族がセルフケアできる、また、円滑に地域と連携できるように、入院早期からの在宅療養を見越した支援を図る
  3. 地域連携:シームレスな連携の継続のため、看看連携(病院看護師-訪問看護ステーション)の強化を図る

を挙げ活動しています。

手術準備外来

手術に備え、患者背景、生活状況、病歴等の基本的な情報収集を行い、その情報から手術前後、療養生活におけるリスクアセスメントを行っています。

リスクに応じ、多職種の専門医療チーム、入院病棟と連携し支援を行っています。専門医療チームが外来から関わることによって周手術期医療の安全性、クオリティを向上させるとともに患者が安心して手術を受けられる環境を提供しています。

さらに、サポーティブケアセンターを通して地域の資源とも情報を共有しています。

そして、術後の身体的変化、療養生活がイメージできるよう手術オリエンテーションを行うともに、禁煙指導、日常生活活動の重要性の説明、呼吸リハビリ、嚥下リハビリ等を行い、手術待機期間において患者・家族が身体的・精神的・社会的に手術へ備えられるように支援しています。

リンパ浮腫教室

リンパ浮腫は初期段階で適切なケアを行いつつ、セルフケアを身につける事が大切です。

発症の可能性がある方、発症している方とその家族を対象に、セルフケアの方法を習得していただくために、リンパドレナージ・セラピストとして指導しています。

医療安全管理部門

医療安全管理室

医療安全管理室は、最善のがん医療を実践するため、院内の安全管理を担う部署として医療安全管理部門に設置されています。医療安全管理責任者の医療安全担当副院長を部門長として、専従の医療安全管理者である看護師長が中心となり、患者さんが安心できる医療環境のもとで、全職員が安全で高度な医療を適切に提供できるように、組織横断的に活動し院内の安全管理を担っています。

医療職の中でも看護師は患者さんの最も身近な存在であり、24時間継続する看護業務において、起こりうる医療事故を防ぐ大切な役割があります。インデントレポートを活用して、医療安全専従の副看護師長とともに部署の看護師長や医療安全リンクナースと発生要因や再発防止策を一緒に検討し、実践状況の確認をしています。同様に多職種と連携・協同してチームによる医療安全の推進や研修の開催、マニュアルの整備にも取り組んでいます。

患者さんの安全を守るため、全職員が安全に働くため、医療安全のスペシャリストとして日々、活動しています

感染制御室

東病院の看護の力
最先端に立つ責任感・使命感

「患者さん」「ご家族」「医療従事者を含めた病院で働くすべての方」を感染症から守るため、病院全体で感染予防対策が行えるように取り組んでいます。

感染対策は、1人でできることではありません。東病院では、看護師・医師・薬剤師・検査技師など多職種で感染対策や感染症の動向を把握し、感染症によって「がんの治療」が滞ることがないよう心がけています。

中でも患者さんの近くで寄り添う看護師は、がん治療によって免疫力が低下し、感染症にかかりやすい患者さんを守るため常に感染対策を意識し看護を提供しています。