呼吸器腫瘍科
呼吸器外科
1.呼吸器外科について
2.診療について
3.研究について
国立がん研究センター中央病院、呼吸器外科では、肺がんを中心として、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、悪性胸膜中皮腫、その他の胸部悪性疾患の外科治療を、4人 のスタッフとレジデントで行っています。手術数は2011年度の手術総数が522件、そのうち原発性肺がんが379件とわが国で最多となっています。
手術症例(2011年)
小開胸手術を行う術者
肺がんに対する手術術式
一方、より進行した肺がんに対する拡大切除も従来より積極的に行ってきました。また、術前・術後化学療法(+放射線療法)などの集学的治療にも取り組んで います。手術死亡率では、2009年〜2011年の5年間で術後30日以内の死亡率は2,764例中3例のみ(0.1%)、世界的にみてもトップレベルの成績を保っています。
手術死亡率(2007〜2011年)
呼吸器外科 診療実績(疾患別)
呼吸器外科 診療実績(術式別)
呼吸器外科 治療成績(病理病期別)
(2000年1月〜2004年12月に切除された非小細胞肺がん1,520例)
2.診療について
3.研究について
1.呼吸器外科について
| 医師名(ふりがな) | 役職・専門分野 | 専門医・認定医資格 | メッセージ |
| 淺村 尚生 (あさむら ひさお) ![]() |
呼吸器腫瘍科 呼吸器外科 科長 呼吸器外科 |
外科専門医・指導医 呼吸器外科専門医 がん治療認定医 |
肺がんなどの最新治療を、胸部グループの総力で提供しています。外科治療では、低侵襲化と安全性向上を最大限に推し進め、最短の入院期間で世界でも有数の成績を達成しています。 |
| 渡辺 俊一 (わたなべ しゅんいち) ![]() |
医長 呼吸器外科 |
外科専門医・指導医 呼吸器外科専門医 気管支鏡指導医 がん治療認定医 |
当科の肺がん切除数は本邦では最多であり、豊富な経験があります。胸腔鏡を併用し、8−10cm程度の小開胸下に低侵襲かつ質の高い手術を心がけています。当センターは呼吸器外科専門医のほか腫瘍内科医、放射線治療専門医もそろっており、進行肺がんに対する集学的治療も可能です。 |
| 櫻井 裕幸 (さくらい ひろゆき) ![]() |
医長 呼吸器外科 |
外科専門医・指導医 呼吸器外科専門医 気管支鏡指導医 がん治療認定医 |
患者さん一人一人の病態に応じた質の高い医療を実践できるように努めています。 |
| 中川 加寿夫 (なかがわ かずお) ![]() |
医長 呼吸器外科 |
外科専門医 呼吸器外科専門医 |
がんの根治性を損なうことなく、迅速かつ安全な低侵襲手術を施行することを常に心がけております。また、胸部グループの一員としてチーム医療を実践していくことを心がけております。 |
| 牧野 崇 (まきの たかし) ![]() |
がん専門修練医 | 外科専門医 |
国立がん研究センター中央病院、呼吸器外科では、肺がんを中心として、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、悪性胸膜中皮腫、その他の胸部悪性疾患の外科治療を、4人 のスタッフとレジデントで行っています。手術数は2011年度の手術総数が522件、そのうち原発性肺がんが379件とわが国で最多となっています。
手術症例(2011年)
| 腫瘍の種類 | 症例数 |
| 肺がん | 379 |
| 転移性肺腫瘍 | 83 |
| 縦隔腫瘍 | 19 |
| その他 | 41 |
| 合計 | 522 |
2.診療について
切除術式の大半を占める肺葉切除では、約8〜10cmの小開胸で、低侵襲の手術を行っています。術者はヘッドライトを装着し、胸腔鏡補助下に主として直視下で手術を行います。この開胸法は、ひと昔前の開胸法と比較すると術後疼痛も少なく、回復も速やかで、入院期間も術後4〜5日(入院期間の合計は6〜7日)です。肺がんの根治性と安全性、短時間手術による低侵襲性に重点を置いているため、胸腔鏡だけに頼る手術は行っておりません。小開胸手術を行う術者
肺がんに対する手術術式
| 手術の種類 | 症例数 | ||
| 2009年 | 2010年 | 2011年 | |
| 肺葉切除 | 294 | 272 | 252 |
| 肺全摘 | 4 | 9 | 5 |
| 区域切除 | 29 | 37 | 49 |
| 広範囲楔状切除 | 28 | 45 | 54 |
| 合計 | 355 | 363 | 360 |
一方、より進行した肺がんに対する拡大切除も従来より積極的に行ってきました。また、術前・術後化学療法(+放射線療法)などの集学的治療にも取り組んで います。手術死亡率では、2009年〜2011年の5年間で術後30日以内の死亡率は2,764例中3例のみ(0.1%)、世界的にみてもトップレベルの成績を保っています。
手術死亡率(2007〜2011年)
| 手術死亡率 | |
| 術後30日以内の死亡 | 0.1%(3/2,764) |
呼吸器外科 診療実績(疾患別)
| 手術症例数 | |||
| 2009年 | 2010年 | 2011年 | |
| 原発性肺がん |
372 | 384 | 379 |
| 転移性肺腫瘍 |
58 | 73 | 83 |
| 縦隔腫瘍 |
18 | 26 | 19 |
| その他 |
52 | 48 | 41 |
| 計 |
500 | 531 | 522 |
呼吸器外科 診療実績(術式別)
| 症例数 | ||||
| 2009年 | 2010年 | 2011年 | ||
| 年間総手術件数 | 500 | 531 | 522 | |
| 肺切除 | 肺葉切除 | 314 | 300 | 281 |
| 肺全摘 | 4 | 13 | 7 | |
| 区域切除 | 36 | 42 | 62 | |
| 部分切除 | 83 | 111 | 108 | |
| 計 | 437 | 466 | 458 | |
| 縦隔腫瘍切除 | 18 | 26 | 19 | |
| その他 | 45 | 39 | 45 | |
呼吸器外科 治療成績(病理病期別)
(2000年1月〜2004年12月に切除された非小細胞肺がん1,520例)
| 病理病期 | 5年生存率(%) |
| IA | 93 |
| IB | 84 |
| IIA | 68 |
| IIB | 71 |
| IIIA | 41 |
| IIIB | 35 |
| IV | 23 |
3.研究について
以上の診療活動に加えて、よりよい治療法を開発するために以下の研究を行っています。- 肺がんに対する標準的外科治療に関する研究
- 肺がんのリンパ節転移経路とリンパ節マップに関する研究
- 肺がんに対する集学的治療の研究
- 大細胞神経内分泌癌に関する研究




