通院治療センターについて
1.通院治療センターについて
2.診療内容
3.ご利用方法
図1 通院治療センター・年度別化学療法(抗がん剤)実施件数

図2 がん別化学療法の割合(2010年度)

図3 ベッド、リクライニングチェア
通院治療センターの様子
*骨髄穿刺、腰椎穿刺、胸水や腹水の廃液などは検査室(2室)で施行しています。
図4 看護師、薬剤師の指導の様子
左:専任看護師によるオリエンテーション抗がん剤指導、ポート指導など
右:専任薬剤師による服薬指導
2.診療内容
3.ご利用方法
1.通院治療センターについて
国立がん研究センター中央病院では、患者さんの生活の質(QOL)を重視する観点から外来化学療法を積極的に行っています。これは、入院をしないで通院でがん治療を行うスタイルです。このことにより、お仕事や自宅での生活を維持しながらがん治療に取り込むことが可能となります。この外来化学療法の中核となるのが病院3階にある通院治療センターで、標準化された抗がん剤治療を外来で安全に施行しています。当院の通院治療センターは、わが国では当時はまだ少なかった「外来における抗がん剤治療室」として1979年に開設されました。ここでは抗がん剤治療の他にもさまざまな治療や処置を行っています。化学療法(抗がん剤)の件数は年々増加し(図1)、2009年度では22,308件でした。これは、1日あたり約100件の抗がん剤治療を外来でおこなっていることになります。各診療科と密接に連携し、乳腺・腫瘍内科の専任医師、がん化学療法看護認定看護師3名を含む専任看護師11名と専任薬剤師により管理されています。ほとんどすべての診療科で外来化学療法が行われていますが、疾患別(図2)で多いのは大腸がん、胃がん、乳がん、膵がん、悪性リンパ腫の患者さんなどです。通院治療センターでは、点滴のためのベッド(20人分)およびリクライニングチェア(16人分)が用意されており(図3)、リラックスできる環境の中で治療が受けられるように配慮がなされています。図1 通院治療センター・年度別化学療法(抗がん剤)実施件数

図2 がん別化学療法の割合(2010年度)

図3 ベッド、リクライニングチェア
通院治療センターの様子
2.診療内容
| がん化学療法 | 抗がん剤の投与 |
| その他の治療 | 輸血、一般点滴、注射 |
| 処置 | 胸水や腹水の廃液など |
| 治療のための検査 | 動脈採血(動脈血ガス分析)、骨髄穿刺、腰椎穿刺など |
| 指導(図4) | 薬剤指導、抗がん剤の副作用対策指導、ポート指導など |
図4 看護師、薬剤師の指導の様子
左:専任看護師によるオリエンテーション抗がん剤指導、ポート指導など
右:専任薬剤師による服薬指導
3.ご利用方法
治療内容が決まりましたら、外来担当医師がコンピューターで治療日、治療内容、診察時間を予約いたします。抗がん剤治療当日は、1階の再来受付機に診療カードを通し、採血がある方は2階の中央採血室にお立ち寄りください。血液検査の結果が判明した後、外来診察室で担当医師による診察が行われます。診察が終わりましたら3階の通院治療センターにおいでいただき、受付機にカードを通して待合室でお待ちください。準備ができましたら、看護師がベッドまたはリクライニングチェアへご案内します。採血の結果が得られるまで約1時間、当日の診察にて治療の実施が決定してから抗がん剤の調剤に約1時間を要します。お時間に余裕をもって来院されますようご協力をお願いいたします。また、曜日、時間帯によっては混雑して待ち時間が長くなる場合があります。正確、安全を重視して努力いたしますので、ご理解をお願いいたします。治療中は、ご希望により、DVD(映画など)を鑑賞すること(図5)ができますのでお申し出ください。もちろん、付き添いの方が一緒に来られてもかまいません。何かご心配ごとやご質問がありましたら、外来担当医師、外来看護師、通院治療センター看護師、緩和医療科医師に、ご遠慮なくお尋ねください。図5 貸出用DVD