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国立がん研究センター 中央病院

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放射線治療(外部照射)

放射線治療(外部照射)とは

外部照射は、リニアック(直線加速器)という装置を用いて高エネルギーのX線や電子線を体の外から照射して治療を行います。 当院では4台のリニアックを有しており、治療する部位に応じて適切なエネルギーを選択することが可能です。

治療は基本的に月曜から金曜の週5日が治療日で、土曜・日曜・祝日はお休みです。治療の回数は治療の目的・部位・全身状態を考慮して決定します。

  • TrueBeam (Varian medical systems)

    TrueBeam (Varian medical systems) 1台

  • Clinac IX (Varian medical systems)

    Clinac iX (Varian medical systems) 3台

高精度放射線治療

病巣に多くの放射線を照射し、正常な臓器は可能な限り少ない線量にする下記の治療を行っています。
また、高精度放射線治療を安全に行うため、診療放射線技師・医学物理士が協力して装置の精度管理に努めています。

回転型強度変調放射線治療(VMAT)

照射野内の放射線の強度を変化(変調)させて治療を行なう方法です。強度変調放射線治療では、治療範囲のみでなく放射線の量を病巣の形に合わせて治療することができます。

  • 前立腺VMRTの例
  • 前立腺VMRTの例

前立腺VMATの例

当院では、 VMATによる治療の際、位置合わせを正確に行う為に金属マーカーを前立腺に留置しています。

体幹部定位放射線治療(SBRT)

病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し周囲の正常組織の線量を極力減少させることが可能です。リニアックでは体幹部(肺・肝臓)の定位放射線治療を行っています。

  • 体幹部定位放射線治療
  • 体幹部定位放射線治療

  • 体幹部定位放射線治療

 

肺 SBRTの例

呼吸同期照射

当院では、呼吸のコントロールが必要な場合の治療及び体幹部定位放射線治療(SBRT)にてVARIAN社製のReal-time Position Management (RPM) Systemを用いて治療を行っています。患者様の腹部に反射マーカーを置き、赤外線カメラで呼吸状態を観察します。肺や肝臓の病巣は呼吸によって動きますので、呼吸同期照射では呼吸のタイミング(例えば、息を吐いた時等)に合わせて治療を行います。

呼吸同期照射

放射線治療(外部照射)の流れ

診察

放射線治療担当医が診察を行い、放射線治療を行うかどうかを判断します。 原則、主治医の紹介状と検査データが必要になります。

治療計画用CT撮影

放射線治療の準備として、治療計画用CTで計画に必要なCTの撮影を行います。 治療する部位や照射方法によっては頭部や体を固定するための固定具が必要な場合があります。皮膚に印をつけさせていただきますので、治療初回まで消さないようお願いいたします。

治療計画

治療計画用CTの画像と他の検査結果をもとにして、どのような治療にするかをコンピュータで計算します。計画には数日要します。 また、高精度放射線治療の治療計画にはおおむね2週間要します。

治療初回

治療計画と同じように治療するため、体の位置を皮膚の印と画像を用いて合わせます。 このとき新しく皮膚に印をつけさせていただきます。
初回は約30分の時間を要します。画像を用いた位置合わせ及び治療時は治療室内を常にカメラで観察しています。 治療時、体に痛みなどは感じません。

治療2回目以降

地下2階の放射線治療受付へお越しいただき、1階受付で発行された計算カードをお出しください。 受付で確認後、各治療室待合にご案内いたします。 治療室に入室してから退出するまでの時間は、通常の外部照射でおよそ10分から15分です。 要する時間は治療部位や照射方法により異なります。 高精度放射線治療は約15分から60分の時間を要します。

  • 診察

    治療計画用CT
    Aquilion LB(東芝社製)

  • 放射線治療用固定具

    放射線治療用固定具

  • 放射線治療用固定具

    放射線治療受付

治療の費用

治療の費用は治療の回数、照射方法により異なります。詳細は放射線治療のスタッフにお尋ねください。