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国立がん研究センター 中央病院

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サイバーナイフ

サイバーナイフとは

サイバーナイフ(米国アキュレイ社製 サイバーナイフVSI) は、X線を使った放射線治療装置の一種で、腫瘍にピンポイントで照射することに特化した装置です。
コンピュータ制御により、あたかもナイフで手術をしているかのような装置です。産業用ロボットを医療用に応用したもので、ロボットアームに取り付けられたX線発生装置が様々な方向から集中的に狙い撃ちします。治療精度は0.5 mm以下の精度で治療しています。 特に、脳腫瘍を含む頭頸部、肺、肝臓の治療で威力を発揮します。

サイバーナイフ画像

治療について

ポスター
様々な方向から集中的に照射

治療は治療用ベッドに横になって治療します。麻酔を使う必要がなく、放射線自体は痛みも熱もありません。 脳腫瘍の場合、頭部を固定するためのマスクをつけて治療します。数十本の細い放射線ビームを照射し、1回あたり約30分かかります。治療は場合によって、1回から数回で終わります。 肺や肝臓の場合、体を包み込むような固定具に入って治療します。呼吸によって動く腫瘍も追尾して治療し、1回あたり約45分かかります。 肺や肝臓は、4回から数回で終わります。 いずれも治療中に画像を撮影し、治療位置の照合を行いながら高精度な治療を行います。

治療の様子

治療の流れ

  1. 放射線治療担当医が診察を行い、サイバーナイフ治療を行うかどうかを判断します。原則、主治医の紹介状と検査データが必要になります。
  2. サイバーナイフ治療の準備として、頭部や体を固定するための固定具を作成し、CTやMRIの撮影を行います。
  3. これらの画像をもとにして、どのような治療にするかをコンピュータで計算します。
  4. 治療の計画が決まったら、実際にサイバーナイフ装置が計画通りに動作することを様々な測定器を用いて検証します。このため、治療開始までには数日必要となります。
  5. 治療の回数や1回あたりの時間は、治療部位やサイズによって異なりますが、およそ30分から45分の治療を1回から数回で行います。

治療の費用

サイバーナイフは定位放射線治療という保険適用の治療です。同時に治療する部位数や治療の回数に関わらず、3割負担で約19万円です。ただし、高額療養費支給申請を行えば、自己負担を超えた分の払い戻しが受けられます。