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計画治療病棟について

1.計画治療病棟について
2.場所
3.計画治療の必要性と内容
4.副作用について
5.相談について

1.計画治療とは


進行がんの患者さんに対して新しい治療法の確立を行うために、医学的意義、倫理性、安全性について厳しく審査され承認を受けた実施計画書(プロトコール)に忠実に沿って実施される治療法です。このような新しい治療方法を患者さんに十分に理解していただき、実際の臨床の場で行うことを臨床試験といいます。このような臨床試験を安全で適切に実施するための設備を備えた病棟が計画治療病棟です。

計画治療病棟では個室、2人部屋を主体に一般病棟より少なめにベッドを設置し、白血球が減少した際の感染予防のための準無菌室、副作用の監視のための特別処置室などの設備を備えています。臨床試験に参加する患者さんが、安全に少しでも快適に試験治療を受けられるよう、そして治療の最大効果が引き出せるように専門のスタッフ一同が最大限の努力をいたします。

2.場所

11階A、B病棟

3.計画治療の必要性と内容

進行がんのうちある程度以上にがんが全身に広がってしまった場合には部分的ながんの治療では不十分であり、全身的な治療法が必要となります。国立がん研究センターでは進行がんの患者さんに対して、現時点での最善の治療を提供していますが、さらに、優れた効果の新しい治療法を開発、応用することが必要です。計画治療の内容としては「抗がん剤を使った化学療法」「遺伝子治療」「免疫療法」があり、時にはこれらの治療法と放射線治療、手術を組み合わせた併用療法も行われます。当然、試験治療の内容もその患者さんの病状にとって最も適切な治療を患者さんの安全を最優先して行います。このような臨床試験に参加して新しい試験治療を受けるかどうかは患者さん自らの意思で決定されます。

4.副作用について

臨床試験治療に限らず、通常の化学療法や他の療法でも副作用がみられます。臨床試験治療で生じる副作用のほとんどは十分耐えうるものですが、患者さんによっては個人差がみられ、低い頻度ですが、時には重篤となることもあります。また、我々の予期しない副作用が出現することもないとはいえません。国立がん研究センターでは専門のスタッフがこのような副作用の出現を厳重に監視し、副作用の出現をみた場合には適切な対策を実施します。

5.相談について

外来および入院の担当医にご相談ください。