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HST-1/FGF-4 遺伝子の精子形成過程におけるアポトーシス制御機構の解明



HST-1/FGF-4 はマウス・ヒトの精巣(セルトリ細胞やライディッヒ細胞)に発現することをRT-PCR法やin situハイブリダイゼーションによって明らかにした。また、Cre/loxコンディショナルトランスジェニックマウスの精巣特異的HST-1/FGF-4 遺伝子発現により、マウスの精子数が有意に上昇することを見い出した。さらにHST-1/FGF-4 の持つ精子形成促進能のメカニズムを解明する目的で、HST-1/FGF-4 のコンディショナルトランスジェニックマウスの精巣から、セルトリ細胞およびgerm cellを取り出して培養し、両者の相互作用に及ぼすHST-1/FGF-4 の効果を検討した。その結果、HST-1/FGF-4 は主にセルトリ細胞に作用し、MAPKなどのシグナル伝達系を活性化することで、germ cellのアポトーシスを抑制し、またHST-1/FGF-4 はセルトリ細胞を刺激し、ラクテートなどの精子形成因子を2次的に誘導する事実も明かとなった。我々の目的は、がんと間質、上皮と間葉の相互作用を司る線維芽細胞増殖因子HST-1/FGF-4 の発がん過程における意義を把握することにあり、HST-1/FGF-4 遺伝子の発現抑制によるがんと間質との相互作用を断ち切ることを軸にした新たな治療法の確立である。


図1


図2

関連論文
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