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国立がん研究センター

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未承認薬を用いた場合の、患者さん自らが支払う医療費(過去のモデルケース)「イピリムマブ」の事例

更新日 : 2022年1月12日

「イピリムマブ」は2015年7月3日時点で承認されました。
この情報は2014年8月1日に掲載した過去のモデルケースです。

アドセトリス(R)(一般名:ブレンツキシマブ ベトチン)及びイピリムマブ(国内未承認薬)を事例として、患者さん(注)自らが支払うことになる医療費の概算をお示しいたします。 あくまでモデルケースでの算定例であり、薬剤入手に関わる費用が変わり得ること、患者さんの状態等によって診療費用は変わり得ることにご注意ください。 また、ブレンツキシマブ ベトチンは本邦で薬事承認を取得し既に保険診療下で使用できますが、下記内容は仮に現時点で薬事未承認であったらどうなるのかを例示するものです。

(注)平成24年度「国民健康・栄養調査」第2部身体状況調査の結果 第11 男性:50代平均(身長168.6cm、センチメートル、体重68.0キログラム)の場合

グラフの説明

  1. 自費診療の場合   【薬代(自費)+診察・入院・検査代等(自費)】
  2. いわゆる“混合診療”が実施された場合   【薬代(自費)+診察・入院・検査代等(保険適用:3割負担)】
  3. 薬剤が薬事承認されて保険収載され、完全に保険診療となり高額療養費制度が適用となる場合   【薬代・診察・入院・検査代等(保険適用:3割負担)かつ、高額療養費制度適用】
    注:Cの場合、入院時の食費は含まれません。高額療養費に加えて、別途、食費がかかります。 

ブレンツキシマブ ベトチン

初回投与時(1回当たり 入院3日間)の、患者さん自らが支払う医療費

  1. 1,507,750円 (薬剤費1,397,100円+その他医療費(自費) 110,650円)
  2. 1,430,658円  (薬剤費1,397,100円+その他医療費(3 割) 33,558円)
  3. 94,028円  (高額療養費制度適用時の負担分92,468円+食費5食分1,560円)

ブレンツキシマブ ベトチン

ipilimumab

4回投与(3ヶ月あたり。初回投与は入院3日を想定)の、患者さん自らが支払う医療費

  1. 13,673,450円 (薬剤費13,464,000(3,366,000×4回)円+その他医療費(自費) 209,450円)
  2. 13,527,198円 (薬剤費13,464,000 円+その他医療費(3 割) 63,198円)
  3. 370,545円 (高額療養費制度適用時の負担分368,985円+食費5食分1,560円)

イピリムマブ(三ヶ月あたり)

ipilimumab

1サイクル目(初回投与は入院3日を想定)の患者さん自らが支払う医療費

  1. 3,519,690円 (薬剤費3,366,000+その他医療費153,690(入院102,240+外来51,450)円)
  2. 3,412,470円 (薬剤費3,366,000+3割負担分46,470円)
  3. 114,147円 (高額療養費制度適用時の負担分112,587円+食費5食分1,560円) 

イピリマブ(治療開始から1ヶ月)図1

イピリムバブ(治療開始から1ヶ月)図2

  1. 自費診療の場合
  2.  いわゆる「混合診療」が実施された場合
  3.  薬剤が薬事承認されて保険収載され、完全に保険診療となり高額療養費制度が適用となる場合
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