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主任研究者 国立がんセンター研究所 牛島 俊和
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度総合研究報告 研究成果の要旨 実験動物を用いて発がん感受性に関与する遺伝子を解明するため、胃がん感受性が異なるラット2系統の幽門腺で発現量が異なる遺伝子を網羅的に単離、16個同定した。舌がん感受性遺伝子がマップされていた座位に存在したDT-diaphoraseの活性が、抵抗性及び感受性ラット系統間で異なることを認めた。新たな腎癌モデルラットを見いだし、その原因遺伝子を10番染色体にマップした。AOMによる大腸発がん早期病変として、β-catenin-accumulated crypt (BCAC)を見いだし、β-cateninの特定の部位の突然変異をもつBCACが大腸がんに進展する可能性を示した。マウス肝発がん早期病変では、NGFの発現が認められることを見いだした。マウスリンパ腫でLOHを示す領域を16番染色体BAC 2個の領域まで限局した。スナネズミにHelicobacter pyloriと発がん物質により誘発した腸上皮化生と胃がんの形質解析から、胃がんは、腸上皮化生を示さない胃粘膜から発生した後、腸型の形質を獲得する可能性が高いことを示した。有機ヒ素の皮膚発がん促進作用を示した。
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更新日:2004/12/01 |