遺族調査報告書
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9Ⅱ 調査方法B…死亡前1カ月間の患者の療養生活の質望ましい死の達成度尺度(Good…Death…Inventory)短縮版含む12項目C…最期の療養場所の希望や医療に関する話し合い患者と医師間の最期の療養場所に関する話し合いの状況希望していた最期の療養場所療養場所探しの苦労療養場所変更後の困難患者と医師間の最期の療養生活の希望に関する話し合いの状況・時期患者と医師間の最期の療養生活に関して話し合った内容D…死亡前1週間の患者の苦痛症状Memorial…Symptom…Assessment…Scaleのうち8項目苦痛症状に対する薬の増量についての説明E…在宅診療・介護保険の利用状況定期的な在宅訪問診療の利用の有無在宅訪問診療利用時の医療者との連絡状況在宅訪問診療利用時の医療や支援の利用状況介護保険サービスの利用の有無介護保険サービスの利用状況F…家族の介護負担感家族の介護経験を評価するCaregiving…Consequence…Inventoryのうち5項目介護をしたことに対する全般的な評価介護をしたことへの満足感介護体験を通した負担の内容G…最近1カ月間の遺族の強い悲嘆悲嘆のスクリーニングとしてProlonged…Grief(PG-13)のうち2項目(2項目のうち、いずれかの回答が4…以上で「強い悲嘆」有りとした)死別後のサポートの必要性H…COVID-19の看取りへの影響1)発送・回収郵送法により、調査依頼書、調査趣意書、調査票、返信用封筒、記入用ペンを同封し、患者と死別後25―37カ月が経過したご家族宛に送付した。調査票の到着後、2週間以内に返信用封筒を用いて、無記名で回答の投函を依頼した。調査票は調査事務局 国立がん研究センターで回収した。調査票発送の約1カ月後、督促として未回答者を対象に調査協力依頼状を再送付した。調査票には、調査事務局で管理番号を記載した。2)集計方法2.1 粗集計値の算出各調査項目について、疾患ごとに全体と死亡場所別に回答割合と95%信頼区間を算出した。死亡場所は、死亡票情報を用いて病院、施設、自宅を区別した。がんでは、病院をさらにホスピス・④ 発送・回収・集計方法

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