患者さまが受けられた医療に関するご遺族の方への調査報告書
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18●全体の結果(主解析) がん患者の遺族全体では、医療者は患者のつらい症状にすみやかに対応していたと回答した割合は82.4%、患者の不安や心配をやわらげるように、医師、看護師、介護職員は努めていたと回答した割合は82.2%であった。●全体の考察 医療者への評価は概ね良好であり、これまでがん対策として取り組まれてきた基本的な緩和ケアの普及啓発の結果が表れていると考えられる。●死亡場所別の結果(副次解析) 死亡場所別のがん患者遺族では、医療者は患者のつらい症状にすみやかに対応していたと回答した割合は、病院80.1% 施設80.2% 自宅86.5% PCU 89.4%、患者の不安や心配をやわらげるように、医師、看護師、介護職員は努めていたと回答した割合は、病院79.3% 施設83.4% 自宅87.9% PCU89.5%であった。●死亡場所別の考察と留意点 療養場所に依らず、医療者の対応への評価は概ね良好であると考えられる。設問患者さまがお亡くなりになった場所で受けた医療・ケアについてお伺いしますお亡くなりになる前の状況について、最も近い番号を1つずつお選びください回答選択肢「1 全くそう思わない」「2 そう思わない」「3 あまりそう思わない」「4 ややそう思う」「5 そう思う」「6 非常にそう思う」「0 わからない」 のうち○は1つ集計方法「4ややそう思う」~「6非常にそう思う」の合計回答割合(%)について、人口動態死亡数の都道府県比率,死亡場所比率で調節した補正値と、推定される95%信頼区間を示したA-1 死亡場所で患者が受けた医療の構造・プロセス

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