患者さまが受けられた医療に関するご遺族の方への調査報告書
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 Ⅱ 結果 1 全体・死亡場所別  210204072.068.876.079.179.46080●全体の結果(主解析) がん患者の遺族全体では、死亡場所で患者が受けた医療に対して全般的に満足していたと回答した割合は72.0%であった。●全体の考察 患者が受けた医療の構造・プロセスに関する項目別の回答を踏まえると、家族の健康への配慮や支払った医療費の妥当性についての回答割合が他の項目に比べてやや低いことから、改善の余地があることが示唆された。●死亡場所別の結果(副次解析) 死亡場所別のがん患者遺族では、死亡場所で患者が受けた医療に対して全般的に満足していたと回答した割合は、病院68.8% 施設76.0% 自宅79.1% PCU79.4%であった。●死亡場所別の考察と留意点 病院で死亡したがん患者遺族では、施設などの他の場所で死亡した患者と比べて満足度がやや低かった。他の場所と比べて、患者の病状が重たいことや、患者が病気の治癒や治療に対する希望がより強いため、医療に対する満足度に影響したことが考えられる。A-2  死亡場所で受けた医療に対する全般的満足度全体病院施設自宅PCU設問お亡くなりになった場所で受けた医療は全般的に満足でしたか回答選択肢「1 非常に不満足」「2 不満足」「3 やや不満足」「4 やや満足」「5 満足」「6 非常に満足」「7 わからない」 のうち○は1つ集計方法「4やや満足」~「6非常に満足」の合計回答割合(%)について、人口動態死亡数の都道府県比率,死亡場所比率で調節した補正値と、推定される95%信頼区間を示した100(%)A-2  死亡場所で受けた医療に対する全般的満足度

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