患者さまが受けられた医療に関するご遺族の方への調査報告書
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6《対象者基準》①死亡時の年齢 20歳以上②国籍 日本③死因年次推移分類 悪性新生物(以下、がん と示す)④死亡場所 病院,診療所(以下、統合して病院と示す)自宅老人ホーム,介護施設(以下、統合して施設と示す,2018年度のみ調査対象とした)2)対象者の抽出方法 統計法第33条に基づき、厚生労働省 人口動態調査 二次利用の承認を得て、人口動態調査 死亡票情報を用いて対象者を抽出した。対象者の抽出方法は、以下のとおり二段階の層別無作為抽出法を用いた。①都道府県②死亡場所 病院,自宅,施設3)調査期間①2018年度調査期間 2019年1~3月②2019年度調査期間 2020年3~5月4)調査手順 郵送法により、調査依頼書,調査趣意書,調査票,返信用封筒,記入用ペンを同封し、患者と死別後13~25カ月が経過したご家族宛に送付した。調査票の到着後、2週間以内に返信用封筒を用いて、無記名で回答の投函を求めた。調査票は調査事務局 国立がん研究センターで回収した。 調査票発送の約1カ月後、督促として未回答者を対象に調査協力依頼状を再送付した。 調査票には、調査事務局で管理するための通し番号を記載した。1調査目的 本調査は、がん患者の遺族の意見を広く収集することによって、がん患者の人生の最終段階の療養生活の実態を把握し、わが国の医療や療養環境の改善につなげることを目的とする。2調査方法1)対象者 対象者は人口動態調査 死亡票情報を用いて、以下の基準を満たす患者を主に介護していた成人の遺族2018年度調査 25,974名(2017年死亡)、2019年度調査 85,016名(2018年死亡)とした。Ⅰ 調査の概要

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