患者さまが受けられた医療に関するご遺族の方への調査報告書
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8G.最近1カ月間の遺族の強い悲嘆悲嘆のスクリーニングとしてProlonged Grief (PG-13) のうち2項目(2項目のうち、いずれかの回答が4以上で「強い悲嘆」有りとした)H.死別後の遺族の心残りや後悔,医療支援ニーズI.在宅診療・介護保険の利用状況定期的な在宅訪問診療の利用の有無在宅訪問診療利用時の医療者との連絡状況在宅訪問診療利用時の医療や支援の利用状況介護保険サービスの利用の有無介護保険サービスの利用状況 介護保険を利用できなかった理由J.病名告知や受けた治療の状況病名・治癒に関する説明,受けた治療,抗がん剤の中止に関する話し合いの状況3)調査の感想①調査に対する感想②自由回答(大切な人生の最期の時間をその人らしく、より良く過ごすことができる医療を実現するために必要なこと,改善すべきこと,感じたこと)② 死亡場所別の集計死亡場所は、死亡票情報を用いて病院,施設,自宅,ホスピス・緩和ケア病棟(以下、PCU: Palliative Care Unit と示す)別に区別した。PCUは、死亡票情報では病院に含まれるため、遺族がPCUで死亡したと回答した方のうち、死亡票に記載された死亡施設名が診療報酬の基本診療料「緩和ケア病棟入院基本料※2」の届出受理施設と一致した場合とした。③ 一般病院とがん診療連携拠点病院別の集計PCU死亡を除く病院死亡について集計した。がん診療連携拠点病院死亡の特定は、死亡票に記載された死亡施設名が、厚生労働省が指定するがん診療連携拠点病院名と一致した場合とし、それ以外の場合は一般病院死亡とした。④ 都道府県別の集計死亡票情報の住所地で区別した。※1 がん診療連携拠点病院は、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、厚生労働省が指定する病院である。がん診療連携拠点病院は、専門的ながん医療の提供、がん診療の地域連携協力体制の構築、がん患者・家族に対する相談支援及び情報提供等を担う。※2 緩和ケア病棟入院料は、厚生労働省が定めた施設基準を満たし、 地方厚生局等に届出を行った緩和ケア病棟を有する医療機関において、当該病棟に入院している緩和ケアを必要とする患者について算定される。4 集計方法1)粗集計値の算出 2018年度と2019年度の調査結果を統合して集計した。各調査項目について、①全体,②死亡場所別,③一般病院・がん診療連携拠点病院 ※1,④都道府県別に回答割合を算出した。

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