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職業関連性胆道がんの治験について

国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科は、4月より職業関連性胆道がん*を対象とした医師主導治験を国内二施設(東病院、大阪市立大学医学部附属病院)で開始しました。

職業関連性胆道がんは通常の胆道がんと比べ、遺伝子変異が多い、また、PD-L1の発現が多く見られることが特徴です。近年、遺伝に変異が多い症例や、PD-L1の発言が多く見られる症例において、海外の臨床試験で免疫チェックポイント阻害剤のより高い有効性が示されています。本試験では切除不能または再発した職業関連性胆道がん患者さんを対象に、免疫チェックポイント阻害剤のひとつであるニボルマブを使用して、有効性と安全性を検討します。

治験概要

対象の患者さん

胆道がんと診断され、職業に関連した業務により労災認定を受けた20歳以上の、切除不能または再発胆道がん(肝内胆道がん、肝外胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がん)患者さん

登録予定期間

2019年4月から開始。国内2施設で、最大16名の患者さん

*職業関連性胆道がんについて:職業関連性胆道がんは、印刷事業などで使用する1,2-ジクロロプロパンやジクロロメタンなどの有機溶剤が原因となって発生した胆道がんで、2013年より労働災害として認定されました。通常の胆道がんと比べ、若年層(30歳代、40歳代)で発症が多いことが知られています。

患者さんからのお問合せ

国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター治験問合せ担当 
電話:04-7130-7130 受付時間:8時30分から17時15分(土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く)
E-mail:chikensupport@east.ncc.go.jp

治験の詳細について

プレスリリース

更新日:2021年7月30日