尿路がん No.5
Urinary tract
治験情報
対象となるがん
尿路上皮がん
使用される新薬(治験薬)
rogaratinib(内服剤:FGFR阻害剤)、アテゾリズマブ(注射剤:抗PD-L1抗体製剤)
実施方法(治験のデザイン)
- 第Ib相試験:rogaratinib+アテゾリズマブ
- 第II相試験:
A群 rogaratinib+アテゾリズマブ
B群 rogaratinib(プラセボ)+アテゾリズマブ
注:この治験の第II相試験に参加した患者さんは、ご自分で選択は出来ませんが、A群またはB群いずれかの治療を受けることになります。
注:プラセボとは
形や大きさ等、治験に使う薬と同じように作られていますが、効果のある成分は入っていません。医師にも治験関係者にも、薬とプラセボの区別は全くわかりません。治験薬の効果や副作用などをより客観的に評価することを目的として使用されます。
治験に参加いただける患者さんの身体状況(患者選択基準)
以下のすべてに該当する方が対象となります。
- 文書による同意が得られる方
- 20歳以上の方
- 全身状態(Performance Status)が0から1である方
- 組織学的に進行性又は転移性の尿路上皮がんと確認された方
- 全身化学療法の治療歴がない方
- 各種臓器機能が保たれている方
注:上記の患者選択基準は概要であり、上記に該当していてもこの治験に参加できないことがありますので、ご了承ください。
治験責任医師
松原 伸晃