頭頸部・食道内科

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スタッフ紹介と診療体制

近年、頭頸部がんにおいて分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が臨床導入され、食道がんにおいても免疫チェックポイント阻害薬を含む治療法が切除不能病期における標準治療として確立され、より専門性の高い化学療法の実施が求められるようになりました。これまでも当院は頭頸部がんや食道がんにおいて多数の治療経験数を誇っており、外科、内科、放射線治療科のチーム医療を行う中で、化学療法は主に消化管内科で実施されておりましたが、当院でも、頭頸部がんに対してさらに専門性の高い診療・研究を行うため、2018年4月に頭頸部・食道内科が新設されました。また、2020年4月より頭頸部内科で食道がん診療も担うこととなり、2021年6月頭頸部・食道内科と科名を改めました。


当科はスタッフ4人と、がん専門修練医・レジデント・専攻医と呼ばれる若い医師達で構成され、頭頸部がんや食道がんの化学療法を複数の医師でチームを作り担当しています。スタッフは、国内外の臨床試験グループにおいて中心的な役割を担っており、標準治療を行うだけではなく、新規薬剤開発のための治験や、新たな標準治療の確立のための臨床試験などで、「より良い治療」を目指しています。

最も重要な日常診療においては、入院患者さんに関するカンファレンスを毎日行い、綿密に治療方針を確認したうえで診療に当たっています。スタッフは抗がん剤治療の経験が豊富な薬物療法専門医です。また、頭頸部外科・食道外科・放射線治療科・放射線診断科・病理診断科といった各分野の頭頸部がん・食道がんのエキスパートの医師と、毎週定期的なカンファレンスを行い、患者さん1人1人に適した治療を計画しています。診療に当たっては、患者さん・ご家族にしっかりと治療内容等をご説明し、よく話し合い、全員が納得いただけることを大切にしています。

頭頸部・食道内科からのお知らせ

国立がん研究センター中央病院・東病院が監修し、当科も携わった「口腔がん」に関するウェブサイトと動画が出来上がりました。
「口腔がん」は当科でも診療を行っています。
基本的な知識から検査・治療方法、がんとの向き合い方について、テキストおよび動画でご紹介しています。

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