No How To Book
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家族、友人、ご近所、仕事で出会った人……。一緒に時間を過ごしてきた人たちが、ひとり一人ちがうように。自分とまったくおなじ生き方をしている人は、どこにもいない。職業、ライフスタイル、好きな服、好きな食べ物、好きなスポーツ、好きな映画……。ちがいはさらに細かくわかれていく。そんなひとり一人の人生をHowtoのような決まったワクの中に、おさめることなんてできない。今まで生きて、感じてきたように、これからも生きていく。「その時どうするか」は、「今までどうしてきたか」でしかない。ムリのない考え方で、人と接し、相手を思い、立ち止まり、前へ進む。誰かがこうだから、こうする、のではなく。今はこの方が、自分らしい。ということを見つけていく。自分でも気づかなかったジブンの気持ちに出会ったりしながら、相手とのムリのない距離、ムリのない気遣いを見つけていく。言わない方がラクな時もあるけれど、話してみると実はカンタンなことだった、ということもあります。なにかを考えてみる。なにかをやってみようと思う。そのきっかけの1つになれたら、と思っています。(この冊子は、がん治療をする男性のためにつくられました。)

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