No How To Book
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[発行]国立がん研究センター 中央病院 アピアランス支援センター 野澤 桂子/藤間 勝子  高 日満[制作協力スタッフ]西田 俊朗/改發 厚/岸田 徹/石井 崇朗/岡本 弘/加藤 定昭/金野 孝治/佐藤 慎之介/田井 正純中山 純雄/橋本 穰/三澤 清利/三村 正一/矢形 寛/遠藤 昭彦/関口 育男/野吾 雅史/児島 宏哉勝 千秋/武藤 雄一/及川 聖也/梅原 茉鈴/鈴木 千恵/市川 タカヒロ/小林 久美子/八木 興 <パンフレットの内容に関する問い合わせ先>国立研究開発法人 国立がん研究センター 中央病院 アピアランス支援センター〒104-0045東京都中央区築地5-1-1 TEL:03-3542-2511(代表)ap-kenshu@ml.res.ncc.go.jp        発行年月日:2020年1月20日ホームページではデジタルブックをご覧頂けます。https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/appearance/nohowto/index.htmlたったひとつのHOW TOではなく、その人の、そのときの、その気持ちにいちばん合った方法は、無限にあるはず。そんな想いから「NO HOW TO」は生まれました。ここでご紹介している方々の生の声は、単なる声ではなく、自分の考え方の幅になる声です。「こんな時は、そう思えばいいのか」「誰かにこう言われたけれど、きっとこういうことなのか」ウイッグや爪のケアと同じくらい、気持ちとの付き合い方は大切です。身体的なことからメンタルなことまで、無限のHOW TOのなかから、自分にあったやり方を選んでいく。たとえば、手術で顔の形がかわったとしても、社会に復帰し、今までどおりに働いている人がいます。表情で顔の印象は大きく変わります。人は、顔ではなく、表情を見ている。表情が明るければ今までのように会話も自然と明るくなっていく。そんな発見の積み重ねが、今までの自分を、取り戻していきます。このアピアランスケアブックは、おもに男性に向けてつくられました。「男性は、自分で解決していく」と、思われがちですが、そんなふうに思われている男性だからこそ、人の声を聞いて考えるきっかけを増やしていってもいい。(もちろん女性や子どもさんが読んでも参考になれるようにつくられています)。この本の1頁でも、1行でも、そのきっかけに、なれれば幸いです。

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