17できなくなったとき…。患者さんや家族はどのような思いをされているのでしょうか。 がん医療に携わる看護師として病気や治療に関する正しい情報を持つだけではなく、患者さんや家族の言葉や表情などから気持ちや思いを汲み取り理解する力や、患者さんや家族の思いが叶えられるように調整する力なども養っていきます。ために、がん看護領域の専門看護師や認定看護師などが企画・実施する専門研修コースがあります。がん化学療法看護、がん放射線療法看護、緩和ケア、褥瘡・創傷ケア、ストーマケア、リンパ浮腫ケアなどです。一部のコースは外部にも公開しているので、院内外のがん看護を学ぶ看護師同士の交流の場としても機能しています。キャリアラダー制度を導入し、目標をもって、学ぶこと、経験すること、活躍することをサポートしています。看護の基本から学び、がん医療・看護以外の分野の幅広い知識・技術も身に付けながら、それぞれが目指す看護師像に近づいていけるよう、多彩なテーマで学び続けることができます。 マネジメント教育は管理者のための研修ではなく、すべての看護師のためにあります。看護師には、医療安全のための行動や時間管理、多職種と協働する力、組織の問題を解決する能力などが求められます。それらを養うため、看護のあるべき姿を見出して部署の課題の解決を図る実践型の研修を行っています。それぞれの部署での成果は、ベストプラク 患者さんやそのご家族とのコミュニケーション、医療スタッフ間のコミュニケーションなどは、医療現場で欠かせない大切なスキルの1つです。新人看護師として入職後にも基本的コミュニケーションについて学びますが、どんなに臨床経験を重ねても、患者さんや家族の揺れ動く複雑な気持ちを受け止め、一緒に考え、対応していくことに対し、悩ティスとして標準化され、看護の質の向上を生んでいます。さらに部署内のさまざまな改善活動は、患者さんへの成果に加えて、看護師の働きやすさにもつながっています。んだり、迷ったりすることはあります。「NURSE」は感情表出を促すコミュニケーションのスキルです。このスキルを理解し、習得するための研修も開催しています。「NURSE」のスキルを講義とロールプレイを通して習得することで、患者さん・家族の感情表出を促し、ニーズを捉えて看護実践に反映することを目指しています。管理研修教育について③意のための学習も充実したマネジメント教育コミュニケーションスキル研修も
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