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細胞情報学分野

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研究室の紹介

細胞情報学分野では、独自の高感度機能スクリーニング法と次世代シークエンサー解析とを組み合わせたアプローチによって、ヒト腫瘍の発生メカニズムを解明し、新たな分子標的治療法を開発することを目指しています。

私たちが2007年に発見した肺がんの原因遺伝子EML4-ALKは、論文発表から僅か4年後には有効な分子標的治療薬が承認・販売され、その後発見したROS融合型がん遺伝子、RET融合型がん遺伝子などに対しても既に治験が開始され承認されたものもあります。

しかし残念ながら有効な治療薬が存在するがん種はまだ少なく、現在約800万以上の人命が毎年がんのために失われています。がんは先進国における成人死因の第一位であり、私たちは新たながんの治療標的発見を目指して研究活動を行っています。

さらに現在のがん研究は大きな革新を迎えており、その駆動力は次世代シークエンサーを中心とするゲノム医科学の躍進と言えます。膨大ながんゲノム情報を解析することで、発がんの本質的な原因が明らかにされるだけでなく、がんの腫瘍内多様性や進展メカニズムの解明にも大きな進歩がもたらされるでしょう。私たち細胞情報学分野も、実際の臨床検体を用いた大規模解析によって少しでも多くのがん患者さんの救命に役立ちたいと考えています。

なお、連携研究室のメンバーはそれぞれ独自の独創的な研究テーマを持ちますが、私たち全員が有機的に連携しながら、がんの原因解明・治療法開発に挑みます。