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主任研究者 国立がんセンター研究所 山口 直人
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 がん診療施設、研究施設間に構築が進められているがん情報ネットワークを利用して、がんの診療、予防、研究の各面にがん情報を有効活用する具体的方法の検討を行った。がん情報を解析して高次利用を実現する具体的検討として、がん死亡データベース、喫煙データベースを活用した肺がん死亡リスクの評価、地域がん登録資料を用いた肝がん治療成績の医療機関較差の分析、脳腫瘍罹患リスク、皮膚がん死亡の地域集積性の解析などを行った。また、わが国全体の累積喫煙本数と肺がん死亡率の分析結果を基に、禁煙による肺がん死亡リスクの減少をシミュレーション解析して情報提供する方法の検討を行った。情報提供システムとしては、インターネットによる市区町村別がん死亡情報の提供、画像診断の実際を一般市民に知ってもらうためのインタフェイスの開発、病院におけるがん患者へ情報提供の方法の検討等を行った。医療施設間でのがん患者情報の共有については、テレパソロジーについて具体的な検討を行った。さらに、がん情報ネットワークの基盤整備として、安全性確保の方策、超広域ギガビットネットワークの活用法を検討した。
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更新日:2004/12/01 |