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主任研究者 国立がんセンター東病院 木下 平 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 胆膵がんに対する術中放射線療法に関する文献のレビューを行い、その有効性を科学的に検証する必要性を確認した。臨床比較試験による術中放射線療法の有効性を評価する可能性のある対象群を検討した結果、唯一治癒切除膵がんを対象に術中放射線療法を行う群と行わない群で多施設共同臨床比較試験を行うことで合意が得られた。胆管がんに関しては上部、肝門部胆管がんに関しては術式選択に関する合意が困難で、中下部胆管がん、Vater乳頭部がんに関しては治癒切除例の局所再発率が20%と極めて低く、2年生存率も60%を越えており、術中照射の有効性を評価する比較試験は実行困難と判断した。従ってまず治癒切除膵管がんを対象としたプロトコールを作成し、現在各施設の倫理審査委員会にかける作業に入っている。同時に胆膵がんを中心とした術中照射の晩期合併症に関する調査票を作成した。今後集計予定である。
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更新日:2004/12/01 |