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主任研究者 愛知県がんセンター 立松 正衞
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 各種遺伝子改変動物や短期バイオマーカーの開発、中・短期の代替発がん性試験による発がん性の検討を行った。肝発がん物質の検出系に有用なTGFαおよび変異コネクシン32トランスジェニック(Tg)ラットを開発した。2種類のヘテロサイクリックアミンの混合は発がんイニシエーション活性を低下し、食品の発がん性に総合的な判断の必用性を示した。大腸炎誘発物質dextran sulfate sodium を用いラット大腸化学発がん早期誘発モデルの作製に成功し、β-catenin accumulated crypt がよい指標となる事を示した。ラット子宮内膜異型性過形成が短期マーカーとして有用であることを示した。gptΔTgマウスを用い、マイトマイシンCが2kb以上の欠失変異と2塩基タンデム型点突然変異を頻発することを明らかにした。Thrombomodulin 遺伝子はヒト胃がん部のみならず非がん部胃粘膜でもメチル化異常を認め、発がんリスクとの相関性が示唆された。胃集団検診受診健常人の追跡調査からH. pylori 感染の有無と血清ペプシノゲン値が胃がん発生予知のよい指標となる事を明らかにした。
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更新日:2004/12/01 |