14-20 がんの診断治療用光学機器の開発
 
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14-20 がんの診断治療用光学機器の開発

主任研究者 静岡県立静岡がんセンター 小野 裕之


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
小野 裕之
静岡県立静岡がんセンター 部長
内視鏡治療における新しい器具の開発の研究
田尻 久雄
東京慈恵会医科大学 教授
内視鏡画像解析による消化管がんの診断の研究
伊東 進
徳島大学医学部 教授
赤外線蛍光内視鏡の開発とその応用に関する研究
竜田 正晴
大阪府立成人病センター 副院長
蛍光を利用した消化管がんの新しい診断法の開発の研究
荻原 達雄
順天堂大学医学部 助教授
内視鏡による非可視光画像処理を利用したがん診断法の開発の研究
井上 晴洋
昭和大学横浜市北部病院 助教授
仮想生検・仮想病理の研究
林 琢也
防衛医科大学校 助教授
キトサンと光照射の組み合わせによるがん治療時の出血穿防止に関する研究
八尾 建史
福岡大学筑紫病院 併任講師
広大内視鏡を用いた微小血管構築の研究
土井 俊彦
国立がんセンター東病院 内科医師
内視鏡的粘膜切除に関する新たな診断・治療デバイスの開発の研究


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

自家蛍光内視鏡診断システムを構築し、電子内視鏡に搭載することにより画質と操作性が飛躍的に向上した。赤外蛍光内視鏡診断の生体への応用として標識ムチン抗体を用いてヌードマウスを用いた生体免疫染色の検討を行い有用性を明らかにした。拡大電子内視鏡および狭域帯フィルター内視鏡システムを用いて、微小血管構築を解析し、良悪性の鑑別や癌の浸潤範囲決定に有用であることを示した。共焦点レーザー顕微鏡を使用した仮想生検(Virtual biopsy)技術を開発し、内視鏡チャンネルを通過可能な細径プローブの作成に成功し、臨床応用に向けた実験を開始した。内視鏡的粘膜切除術を安全かつ容易に行うために絶縁体の付属なしに常に低い電気密度を保ち、従来までの針状メスと同様の操作性がありながら、穿孔を来さないかつ低出力で切開・凝固が可能であるバイポーラー針メスを開発した。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01