15指-1 難治がんの総合的な対策に関する研究
 
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15指-1 難治がんの総合的な対策に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 野村 和弘


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
野村 和弘
国立がんセンター中央病院 病院長
全体計画と総括
小林 寿光
国立がんセンター中央病院 医長
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
角 美奈子
国立がんセンター中央病院 医長
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
久保田 馨
国立がんセンター東病院 医長
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
雨宮 隆太
茨城県立中央病院 医務局長
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
飯沼 元
国立がんセンター中央病院
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
松本 和彦
ザイオソフト株式会社 社長
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
輿石 義彦
杏林大学医学部 助教授
肺がんの新たな診断・治療法の開発に関する研究
杉山 治夫
大阪大学医学部 教授
白血病に対するWT1ペプチドを用いた免疫療法
川瀬 一郎
大阪大学大学院 教授
肺がんに対するWT1ペプチドを用いた免疫療法
平家 勇司
国立がんセンター研究所 主任研究官
造血幹細胞移植におけるWT1抗原に対する免疫応答
落合 武徳
千葉大学大学院 教授
消化器がんに対するWT1ペプチドを用いた免疫療法
松島 鋼治
東京大学大学院 教授
がん特異的樹状細胞ワクチン開発のための基礎研究
瀬谷 司
大阪府立成人病センター 研究所長
BCG-CWSなどのアジュバントの作用機序
成田 善孝
国立がんセンター中央病院
脳腫瘍に対するWT1ペプチドを用いた免疫療法
土屋 了介
国立がんセンター中央病院 副院長
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
中川 健
財団法人癌研究会附属病院 副院長
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
横井 香平
栃木県立がんセンター 部長
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
中山 治彦
神奈川県立がんセンター 部長
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
上甲 剛
大阪大学医学部 教授
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
渡辺 俊一
国立がんセンター中央病院
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
萩原 兼一
大阪大学大学院 教授
局所進行肺がん手術のための画像抽出方法と手術適応拡大に関する研究
松村 保広
国立がんセンター研究所支所 部長
がん治療における薬剤ターゲティングに関する基礎的臨床的研究
原島 秀吉
北海道大学大学院 教授
目的遺伝子の発現のためのDNA細胞内traffickingの研究
宮岸 真
東京大学大学院 助手
遺伝子治療におけるRNAiの研究
片岡 一則
東京大学大学院 教授
がん治療におけるミセル体の研究
西尾 和人
国立がんセンター研究所 室長
DNAのデリバリーに関する研究
丸山 一雄
帝京大学薬学部 教授
遺伝子治療におけるリポソームの研究
村上 章
京都工芸繊維大学 教授
遺伝子治療におけるアンチセンスの研究開発
若尾 文彦
国立がんセンター中央病院 医長
がん情報の高次利用による難治がん対策
石川 光一
国立がんセンター研究所
がん診療情報の効率的な活用に関する研究
石崎 雅浩
国立病院四国がんセンター
イントラネットを利用したがん情報の利用
大松 広伸
国立がんセンター東病院
肺癌CT画像情報の高次利用
小田 純一
新潟県立がんセンター 部長
がん診療のための院内医用画像データベースの構築に関する研究
佐々木 康夫
岩手県立中央病院 部長
LCDモニタの肺病変検出能に関する研究
塩山 靖和
茨城県立中央病院 医長
3D画像による難治がんの診断
関口 隆三
国立がんセンター東病院 医長
がん画像情報のネットワーク利用に関する研究
中島 哲夫
埼玉県立がんセンター 部長
肝悪性腫瘍の血管内治療に関する研究
津田 敏孝
国立病院呉医療センター
がん情報のネットワーク利用に関する研究
松本 恒
宮城県立がんセンター 教授
脳・頭頚領域解剖図譜のデータベース化
山雄 健次
愛知県立がんセンター 部長
超音波内視鏡下穿刺法を中心とした膵腫瘍性病変に対する組織摂取法の検討
平賀 博明
国立札幌病院
がんネットワークにおける骨軟部腫瘍データベースの構築
黒岩 俊郎
国立病院九州がんセンター 医長
頭頚部癌に対する動注化学療法に関する研究
高野 英行
千葉県がんセンター 部長
Multi-row detector CT(MDCT)画像の高次利用
佐竹 光夫
国立がんセンター中央病院 医長
動物用 IVR-CTの開発
荒井 保明
愛知県がんセンター 部長
肝の微小循環における客観的指標の構築に関する研究
松井 修
金沢大学大学院 教授
生体顕微鏡を用いた肝微小循環の研究
阪口 浩
奈良県立医科大学 講師
新しい塞栓物質の安全性に関する研究
東原 秀行
福岡大学病院 講師
肝細胞がんに対する肝静脈一時閉鎖による投与法に関する研究
西田 博利
国立療養所南九州病院 医長
新しい塞栓物質の開発
林 孝行
国立がんセンター東病院
薬理学的投与法の標準化に関する研究
村山 貞之
琉球大学附属病院 教授
閉鎖循環を用いた臨床応用の研究
村田 智
日本医科大学 講師
閉鎖循環を用いた肝細胞がんに対する投与法の研究
山崎 晋
*1 国立がんセンター中央病院 医長
*2 国立栃木病院 副院長
TNM分類に関する研究
執印 太郎
高知医科大学医学部 教授
本邦 Von Hippel Lindau病の研究
児玉 哲郎
国立がんセンター中央病院 部長
クリニカルパスに関する研究
高安 賢一
国立がんセンター中央病院 医長
肝の血流動態の変化に基づく治療前後の肝癌の画像診断の研究
奥坂 拓志
国立がんセンター中央病院 医長
進行膵がんの治療法の開発
池田 公史
国立がんセンター中央病院 医長
進行膵がんの治療法の開発
鳶巣 賢一
静岡県立静岡がんセンター 病院長
難治性前立腺がん症例の頻度と特徴に関する研究
近藤 達也
国立国際医療センター 院長
体表座標を用いた定位的放射線治療精度向上の研究
*1:平成15年4月1日−平成15年5月31日
*2:平成15年6月1日−平成16年3月31日



平成15年度研究報告 研究成果の要旨

難治がんの代表として肺がん、膵がん、その他各臓器の進行がんを取り上げ、以下のような小班構成で総合的な研究を展開した。1)肺がんの新たな診断・治療法の開発、2) WT1ペプチドを用いたがんの免疫療法の第I/II相臨床試験の体制の確立、3)局所進行肺がん手術のための画像描出方法と手術適応拡大に関する研究、4)がんの遺伝子治療を目標とした効果的薬剤ターゲットに関する研究、5)がん情報の高次利用による難治がん対策、6)肝微小環境の血流動態に基づいた肝細胞がんの治療開発、7)進行膵がんの治療法の開発に関する研究。その結果、1)肺がんについて、がんと診断確定までの検査によるリスクが浮き彫りにされた。2)早期第I相臨床試験を実施し、多地点臨床試験の実施が可能と考えられた。3)過去切除例の治療成績の解析では、局所浸潤部の完全切除で予後良好群の存在を認めた。4)遺伝子デリバリーシステムの構築を検討した。5)閉鎖循環下抗癌剤灌流療法で手術不能骨盤内進行がん41例中CR10例、PR9例を得た。6)進行膵がんの臨床試験でゲミシタビン+体外照射の臨床試験;42例中9例(21%)に有効であった。 7)新規DDS剤としてアドリアマイシンのミセル体の膵がんに対する臨床第I相試験で奏効例を得た。


本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01