15-25 デジタル画像を利用した診断支援システムの開発と利用に関する研究
 
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15-25 デジタル画像を利用した診断支援システムの開発と利用に関する研究

主任研究者 国立がんセンター東病院 縄野 繁


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
縄野 繁
国立がんセンター東病院放射線部 部長
乳癌、肺癌の計算機診断の臨床利用に関する研究
長谷川 純一
中京大学情報科学部 教授
3D処理による癌の自動診断システム開発
小畑 秀文
東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科 教授
デジタルマンモグラフィーCADシステムの高精度化
末永 康仁
名古屋大学大学院情報科学研究科 教授
デジタル画像処理によるがんの自動診断システムの開発
池田 充
名古屋大学医学部附属病院医療経営管理部 助教授
デジタル画像処理によるがん画像の特徴検出
名取 博
札幌医科大学医学部附属病院機器診断部 教授
デジタル画像処理による肺癌診断支援システム開発
和田 真一
新潟大学医学部保健学科 教授
がん診断支援システムの有効利用に関する研究
仁木 登
徳島大学工学部 教授
3D-CT画像による肺癌診断支援システムの開発
山本 眞司
豊橋技術科学大学知識情報工学系 教授
CTを用いた肺がん検診システムの読影支援ソフトの開発
福島 重廣
九州大学大学院芸術工学研究院 教授
診断支援のための医療画像認識基礎技術の開発


平成15年度研究報告 研究成果の要旨

(1)デジタルマンモグラフィー対するComputer-aided diagnosis の研究では、市販を前提としたプロトタイプシステムが完成した。乳癌腫瘤と微細集蔟石灰化に対する検出率は1画像当たりそれぞれ88%、92%であり、拾いすぎ個数の低減ならびにディストーションの検出向上をはかった。(2)胸部検診CTに対するCADの研究では、従来のシングルスライスCTに対するシステムを改良し、マルチスライスCTに対する開発を進めた。(3)肝臓CTに対するCADシステムでは、多時相3D-CTを用いて肝臓自動抽出と典型的な原発性肝臓癌の検出をおこない、病変検出率90%、平均拾いすぎ個数0.22個と比較的良好な結果が得られた。(4)仮想化内視鏡の研究では、実際の内視鏡検査の映像を同じ被検者の仮想化人体から生成した仮想内視鏡画像を用い、情報を増強する新しい方法の開発を進めた。またVirtual Colonoscopyによる観察の効果を高める方法として、大腸内壁の局所的形状特徴を求める新しい方法を開発した。


本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01