JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)による多施設共同試験

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プロジェクト概要

日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG:Japan Clinical Oncology Group)は、日本全国の約190の医療機関が参加しオールジャパンで研究者主導臨床試験を行い、科学的根拠(エビデンス)に基づいて患者さんに第一選択として推奨する標準治療や診断方法など、最善の医療を確立することを目的として研究活動を行っています。
がん治療には3本柱と言われる薬物療法、外科手術、放射線治療があります。多くのがんに対して、これら2つ以上を組み合わせる「集学的治療」が行われますが、外科手術や放射線治療、集学的治療の開発は製薬企業が行うことはないため、研究者主導で行わなければなりません。JCOGは成人の固形がんを対象とする16の専門領域別のグループがあり、常時100前後の臨床試験を実施しています。これまでに180以上の臨床試験の結果がさまざまながんの診療ガイドラインに掲載され、よりよい標準治療の確立に寄与しています。
近年では、患者会との意見交換会を積極的に開催しており、患者さんのニーズに基づいた臨床試験の立案に努めています。
JCOGの研究活動は、多くの患者さんや医療関係者の協力によって支えられています。今後も、より効果的ながん治療の確立に向け、臨床試験を通じたエビデンスの創出に努めてまいります。

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