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主任研究者 国立がんセンター研究所 若林 敬二
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 Aminophenylnorharman(APNH)はnorharmanとanilineを同時投与したラット生体内での生成が確認され、その生成にはp450の関与が示された。 Gpt deltaマウスにAPNH(10,20ppm)を投与すると、肝臓及び大腸に突然変異頻度が増加した。又、APNH はp53ノックアウトマウスに対して肝発がん性を示した。ビールの50%メタノール抽出画分には強い抗変異原性があり、マウス肝臓のTrp-P-2のDNA付加体形成を抑制した。グレープフルーツジュース飲用により、PhIPによるラット結腸DNA損傷が抑制された。ラクトフェリン産生菌の一夜培養液はAOM誘発ラット大腸ACF数を低下させた。IQは大腸粘膜で代謝活性化を受けることが示された。PhIPはDonryuラットの心肥大生成を濃度依存的に増加させた。一方PhIPはTransgenic rat(PB/SV40 TG)の前立腺発がんには影響を与えなかった。PhIP誘発ラット乳がんで過剰なメチル化により不活化される遺伝子が存在することが示唆された。
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更新日:2004/12/01 |