主任研究者 愛知県がんセンター 大野 竜三 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成12年 7月 1日−平成13年 3月31日 *3:平成12年 4月 1日−平成12年12月31日 *4:平成13年 1月 1日−平成13年 3月31日 平成12年度研究報告 研究成果の要旨 全国65施設、170病院で臨床的・基礎的共同研究を行った。成人急性骨髄性白血病のAML97 studyでは予後因子により層別化して寛解後の治療を強化し、予後不良群および中間群には同種造血幹細胞移植を取り入れ、現在724例が登録されている。急性前骨髄球性白血病に対するAPL97 studyではレチノイン酸にイダルビシンとシタラビンを併用し、現在まで200例中93%に完全寛解が得られ、PML/RARα遺伝子は地固め療法後に検索159例中全例で消失した。慢性骨髄性白血病第三次研究には279例が登録され、IFN群の血液学的CRは89%、細胞遺伝学的CRは15%、PRは23%であり、5年生存率はIFN群(n=175)79%、家族BMT群(n=50)72%、血縁BMT群(n=29)67%であった。高齢者AMLに対し無作為比較研究GML200を、高リスク骨髄異形成症候群に無作為比較研究MDS200を開始した。WT1による免疫療法の可能性を検討した。またAMLにおけるFLT3遺伝子のinternal tandem duplicationの重要性を再確認した。さらに、白血病におけるSmad3とSmad4遺伝子の変異につき検討した。
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更新日:2004/12/01 |