9-4 がん一次予防のための生活習慣への効果的な介入に関する研究
 
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9-4 がん一次予防のための生活習慣への効果的な介入に関する研究

主任研究者 名古屋市立大学医学部 徳留 信寛


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
徳留 信寛
名古屋市立大学医学部
教授
大腸腫瘍摘除後の再発予防に対する食生活介入試験
石川 秀樹
大阪府立成人病センター 医長
大腸癌高危険度群への生活習慣指導による介入試験
岡山 明
岩手医科大学 教授
がん予防のための食生活改善への効果的な介入方法に関する研究
清水 弘之*1
岐阜大学医学部 教授
大豆食品摂取と血清エストロゲンの関係
田島 和雄
愛知県がんセンター 部長
がんの高危険群への予防的介入:食生活指導の試み
中地 敬
埼玉県立がんセンター
専門調査員
NK活性を指標とした生活習慣への介入試験
永田 知里*2
岐阜大学医学部 助教授
健康男性における豆乳摂取と血清ホルモン値に関する無作為割付研究
*1:平成11年4月1日−平成12年3月31日
*2:平成12年4月1日−平成13年3月31日



平成12年度研究報告 研究成果の要旨

大腸腫瘍摘除後の患者を対象に、実験群に総脂肪摂取抑制、n-6多価不飽和脂肪酸(PUFAs)摂取抑制、n-3PUFAs摂取勧奨を行い、対照群には総脂肪摂取抑制のみを勧奨したところ、実験群で血漿中総脂肪酸、n-6PUFAsが減少し、n-3PUFAsが上昇した。免疫組織化学染色分析では、介入後12ヶ月の実験群でアポトーシスを促進するBaxが上昇した。エンドポイントに関しては、介入後12ヶ月から24ヶ月の間の腫瘍発生率は、実験群で低い傾向にあった。また、大腸腫瘍摘除後の患者を対象に、脂肪・脂肪酸摂取変容に加えて、身体活動を勧奨する研究も行っている。さらに、一般人男性を対象に大豆食品(豆乳)摂取を勧奨し、血清ホルモンの変化に及ぼす影響を調べている。乳がん既往者を対象に、エネルギー摂取抑制および身体活動勧奨を行い、BMIや血清脂質値をマーカーとする研究、また、食生活・身体活動・休養などの生活習慣への包括的介入を行い、NK細胞活性を指標とする研究も行っている。


平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨

大腸腫瘍摘除後の患者を対象に、実験群に総脂肪摂取抑制、n-6多価不飽和脂肪酸(PUFAs)摂取抑制、n-3PUFAs摂取勧奨を行い、対照群には総脂肪摂取抑制のみを勧奨したところ、実験群で血漿中総脂肪酸、n-6PUFAsが減少し、n-3PUFAsが上昇した。免疫組織化学染色分析では、介入後12ヶ月の実験群でアポトーシスを促進するBaxが上昇した。エンドポイントに関しては、介入後12ヶ月から24ヶ月の間の腫瘍発生率は、実験群で低い傾向にあった。また、大腸腫瘍摘除後の患者を対象に、脂肪・脂肪酸摂取変容に加えて、身体活動を勧奨する研究も行っている。さらに、一般人男性を対象に大豆食品(豆乳)摂取を勧奨し、血清ホルモンの変化に及ぼす影響を調べている。乳がん既往者を対象に、エネルギー摂取抑制および身体活動勧奨を行い、BMIや血清脂質値をマーカーとする研究、また、食生活・身体活動・休養などの生活習慣への包括的介入を行い、NK細胞活性を指標とする研究も行っている。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01