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主任研究者 大阪市立大学医学部 福島 昭治
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 既存の多臓器中期発がん試験法をもとに、がんの化学予防物質の中期検索モデルを開発し、S-methylcysteineに大腸発がん抑制作用があることを見出した。胃がん早期検出のマーカーとして、胃がん細胞特異的に結合するレクチンの同定を試みている。ACFの形態を示さない異形腺管にβカテニンの遺伝子変異が高頻度に見出され、大腸がん予防検索のマーカーとして有用と考えられた。BOPを10mg/kg 4回/週投与し、12週間後に膵がん26.6%、異形成53.3%の発生を認め、短期検索法としての有用性を見出した。BHPによる肺発がん系を利用し、BHP200ppm、8週間飲料水投与後、ABPC+PBN 2週間処置で肺胞上皮過形成が有意に減少した。c-Ha-rasトランスジェニックラット乳腺において、NMU処置10日目の極早期より上皮の腫瘍性増殖が認められ、早期検索モデルとしての有用性を見出した。
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更新日:2004/12/01 |