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主任研究者 国立がんセンター東病院 林 隆一 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 声門がんT1T2症例放射線治療後非制御例に対する治療については、集積結果では58%の症例に喉頭全摘術が行われていたが、放射線治療後の局所再発を早期に発見することで喉頭部分切除の適応が増える可能性も認められた。また喉頭部分切除症例における局所制御率は89%、喉頭温存率は81%と良好であり、術後合併症の発生率、生存率は喉頭全摘術と差はなく、喉頭部分切除術は機能温存治療として有用であり、放射線治療非制御症例に対する標準的な治療となりうる。舌亜全摘・舌全摘術症例における喉頭温存状況についての解析では、舌切除時に同時に喉頭摘出を行った症例の80%は誤嚥予防を目的としていた。しかし、喉頭を温存した舌全摘術症例のうち41%には喉頭温存がなされており、また73%の症例には音声温存が可能であった。舌全摘症例の予後は不良であり、誤嚥防止手術の併施などさらに喉頭温存が図られる必要がある。
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更新日:2004/12/01 |