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主任研究者 金沢医科大学医学部 田中 卓二 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成13年9月1日−平成14年3月31日 平成13年度研究報告 研究成果の要旨 広範囲の食品素材から発がん抑制候補因子を遺伝子発現変化などを指標として探索し、作用機構の解析によりがん予防に有用な情報を得ることを目的とした。cDNA arrayによる遺伝子変化のクラスタリング解析で既報の発がん抑制物質投与による発現パターンの分類と遺伝子発現変化よる発がん抑制候補物質同定の可能性が示唆された。オトギリソウ科ガルシニアの乾燥果皮中のgarcinolと柑橘類中nobiletinが比較的低濃度でラット大腸発がんを抑制した。柑橘類に含まれるaurapteneはラット肝発がん初期病変を抑制したが、ヒトプロト型c-Ha-ras Tgラット乳腺発がんにおける初期病変の発生に影響しなかった。また、オリーブオイル、オレイン酸はヒトプロト型c-Ha-ras Tgラット乳腺発がんに影響しなかった。カシューナッツはラット大腸発がん初期病変を抑制した。青梅抽出物の梅エキスは Helicobacter pylori 菌の増殖や運動能を抑制し、殺菌・感染予防や炎症軽減作用が明かとなった。
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更新日:2004/12/01 |