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主任研究者 国立国際医療センター 伊丹 純
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 本研究班で開発された呼吸同期全身用定位的放射線治療装置の改善の結果、照射制御装置と呼吸同期照射の技術は或る程度確立された。患者固定の問題、更には照射野再現性の問題は依然として解決されねばならないが、簡便な固定ベッドを使用することによりアイソセンター設定誤差を5mm以内、更には骨座標を応用することにより2mm以内に抑制できる可能性が示された。更に呼吸追尾照射の可能性も検討された。体幹部腫瘍の呼吸同期1回大量照射では、径4cm以下の肺腫瘍で30Gy辺縁線量での再発も1例経験された。1回大線量投与にもかかわらず、PTVをしぼったことにより重篤な有害事象は経験されていない。また体幹部腫瘍に対する分割定位照射も呼吸非同期ではあるものの施行され良好な成績をおさめた。頭蓋内腫瘍では、ガンマナイフを用いた1回大量照射と外科療法の組合わせが適応となるものがあることが示された。更に、放射線感受性の放射線生物学的検討も行われた。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |