9-1 主要がんの全国登録に基づく患者情報の解析と活用に関する研究
 
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9-1 主要がんの全国登録に基づく患者情報の解析と活用に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 児玉 哲郎


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
児玉 哲郎
国立がんセンター中央病院 部長
臓器がん登録の基礎的臨床的研究総括
井垣 弘康*1
国立がんセンター中央病院 医師
食道がんの全国登録に基づく患者情報の臨床的解析に関する研究
日月 祐司*2
国立がんセンター中央病院 医長
食道がんの全国登録に基づく患者情報の臨床的解析に関する研究
丸山 圭一
*3 国立がんセンター中央病院 医長
*4 国際医療福祉大学 教授
胃がんの全国登録に基づく患者情報の基礎的臨床的解析に関する研究
固武 健二郎
栃木県立がんセンター 部長
大腸がんの全国登録に基づく患者情報の基礎的臨床的解析に関する研究
有井 滋樹
東京医科歯科大学 教授
わが国肝がんの疫学的・診断・治療学的解析
萱原 正都
金沢大学医学部 講師
胆道がんの全国登録に関する基礎的臨床的解析
渋谷 和彦*5
東北大学医学部 助手
膵がん登録に関する研究
福山 尚治*6
東北大学医学部 助手
膵がん登録に関する研究
呉屋 朝幸
杏林大学医学部 教授
肺がん全国登録に関する研究
七沢 武
国立がんセンター中央病院 医長
乳がんの全国登録に基づく患者情報の解析と活用に関する研究
近江 和夫*7
国立がんセンター中央病院 医長
女性生殖器がん登録に関する研究
笠松 高広*8
国立がんセンター中央病院 医師
*9 国立がんセンター中央病院 医長
女性性器がん登録に関する研究
谷村 雅子
*10 国立小児医療研究センター 部長
*11 国立生育医療センター研究所 部長
小児がんの全国登録に関する研究
内海 真
国立名古屋病院 部長
造血器腫瘍患者に関する研究
佐藤 康幸
国立名古屋病院 医長
乳がん、甲状腺がんを中心とした固形がんの登録に関する研究
沖塩 協一*12
国立療養所近畿中央病院 室長
HOSPnetを利用した国立病院・療養所肺がん全国症例登録に関する研究
*1:平成12年4月1日−平成14年3月31日
*2:平成14年4月1日−平成15年3月31日

*3:平成12年4月1日−平成14年3月31日
*4:平成14年4月1日−平成15年3月31日

*5:平成12年4月1日−平成14年3月31日
*6:平成14年4月1日−平成15年3月31日

*7:平成12年4月1日−平成13年3月31日
*8:平成13年4月1日−平成14年3月31日

*9:平成14年4月1日−平成15年3月31日
*10:平成12年4月1日−平成14年3月31日

*11:平成14年4月1日−平成15年3月31日
*12:平成14年4月1日−平成15年3月31日



平成14年度研究報告 研究成果の要旨

14登録機関で例年と同様、各年度の報告書をとりまとめた。また、「主要がんの全国登録に基づく患者情報の解析と活用に関する研究」と題する研究報告書を発刊し、全国1,500以上の各種の全国がん登録参加施設長および大学医学部付属図書館宛に発送した。大腸がんでは、プロスペクティブ登録変更後の予後調査回答率は約70%にとどまり、「観察打ち切り例」の割合が経年的に高くなる傾向にあった。肺がんでは、非切除症例を含めたプロスペクティブ登録を2002年症例を対象に行なった。婦人科腫瘍は、毎年全国登録が実施されている学会腫瘍登録に一本化した。泌尿器腫瘍では、新たに前立腺がん登録が開始された。FD登録は、膵がん、婦人科腫瘍、前立腺がんで導入され、10登録となった。当初、調査用紙との併用であったが、年々FDによる登録数が増加している。疫学研究に関する倫理指針への対応には2つの方向性があるが、研究班としての指針を出す方向で作業を進めている。


平成12年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨

班研究報告書(173頁)を発刊し、全国1,500以上の各種全国臓器がん登録参加施設に発送した。食道では、登録の調査結果を日本食道疾患研究会のhomepageに掲載し、internetにより参照、引用可能とした。胃では、予後不明率の精度を上げることにより5生率が低下することを明らかにしたが、大腸ではprospective登録変更後の予後調査回答率は約70%に止まった。肺では、1994年度の切除例(7,408 例)を集計報告し、また非切除症例を含めたprospective登録を2002年例に行なった。婦人科は、毎年全国登録を実施の学会腫瘍登録に一本化した。血液では、100以上の参加施設からなる新たな体制を整備した。泌尿器では、新たに前立腺がん登録が開始され、FD登録は、胃、食道、乳腺、大腸、膀胱、脳、胆道、膵、婦人科、前立腺で導入され、肝、膵、乳腺、子宮、脳腫瘍では年代的比較研究が行われた。疫学研究に関する倫理指針への対応には2つの方向性が示され、研究班の指針を出す方向で作業を進めている。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01