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 主任研究者 国立がんセンター研究所 牛島 俊和 研究者氏名、所属および分担研究課題 
 平成14年度総合研究報告 研究成果の要旨 胃がん感受性及び胃粘膜傷害時の細胞増殖反応が異なるラット6系統の幽門腺で、細胞増殖反応の強さと発現量が相関する遺伝子を、8,000遺伝子のGeneChip解析により4個同定した。舌がん感受性遺伝子の座位に存在したNqo1遺伝子の発現量と活性が、抵抗性及び感受性ラット系統間で異なることを見出した。Minマウス大腸に、Apc遺伝子のLOHをもつ異型腺管巣が存在すること、しかし、LOHのみでは肉眼的腫瘍には進展しない点が小腸とは対照的であることを、見出した。マウス肝がんで見出したNGFの過剰発現から、ヒト肝がんでも、NGFがパラクライン因子として、肝動脈の増生に関与している可能性が高いことを見出した。マウスリンパ腫で高頻度にLOHを示す領域3個のうち一つを、16番染色体上の2個の候補遺伝子まで絞り込んだ。新たな腎癌モデルNihonラットに関し、10番染色体上の原因遺伝子候補を絞り込んだ。MNNGによるラット胃がんでも、異型性が高い浸潤部においては、β-cateninの突然変異とそれに伴う核内蓄積が認められることを示した。有機ヒ素について、DENによる肝がん促進作用があることを示した。 平成13年度研究成果の要旨 
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| 更新日:2004/12/01 | ||||||||||||||||||||||||||||||||