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主任研究者 大阪府立成人病センター 荒木 信人
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 今年度の研究成果は、1.問題点把握を行い、転移性骨腫瘍が臨床上は忌避された領域であること、患者数として肺癌、乳癌が半数近くを占め、その他腎、消化器、肝、前立腺、甲状腺等が多いが、骨転移発生率では、腎、前立腺、乳、肺癌が多いこと、また、日本整形外科学会臨床研修認定2325施設に対する手術動向アンケート調査を実施し、現在1674例/年の手術が確認された。2.単発性骨転移症例は5年生存率が50%を超えており、積極的治療が望ましいこと、また骨髄症あるいは前骨髄症症例は手術不適応症例であることは現時点で妥当な治療指針で周知が必要。転移性脊椎腫瘍については、今後のprospectiveな解析が必要で、麻痺発生の危険性についての患者教育と経過観察方法の意識改革が必要な段階である。3.prospectiveな症例450例の予後予測因子として、原発巣、内臓転移、Performance status、骨転移数、受診までの化学療法等の有無、が有意であった。
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更新日:2004/12/01 |