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主任研究者 国立がんセンター研究所 青木 一教
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 マイクロアレイ技術や免疫染色法を用いて、MTA-1、RCA-1やCaveolin-1が正常組織と比較して膵がんでは発現が亢進し生物学的悪性度と関連していることを明らかとし、膵がん診療における新たな標的となる可能性を示した。遺伝子治療の基礎研究としては、インターフェロンα遺伝子導入により膵がんに特異的に細胞死を誘導できること、制限増殖型アデノウイルスを用いてUPRT遺伝子導入することにより5FUの抗腫瘍効果を著明に増強し副作用を軽減できること、リボザイムライブラリーを用いて同定した新規アポトーシス関連遺伝子が効率よく細胞死を誘導できることを明らかとした。新規ベクター系の開発としては、膵がん細胞特異的に効率良く遺伝子を発現するために、がん胎児抗原プロモーターとがん精巣抗原プロモーターを用いた2重標的遺伝子発現システムを構築した。また、HIVのTat蛋白とリジン重合体の融合体が他の代表的リポソームと比較して高い遺伝子導入効率を示すことを明らかとした。
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更新日:2004/12/01 |