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主任研究者 国立がんセンターがん予防・検診研究センター 祖父江 友孝
研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成16年1月16日−平成16年3月31日 平成15年度研究報告 研究成果の要旨 諸外国の常設機関で行われているがん検診の有効性評価ガイドライン作成および更新手順を参考として、わが国における手順の定式化を進めた。特に、分析の枠組み(analytic framework)を設定した系統的文献検索方法、研究の質の評価を含めた構造化抄録の作成方法、利益と不利益のバランスの評価方法、証拠のまとめから勧告への翻訳方法、についての検討を行った。本年度は、大腸がん検診を例として、1552編の論文を抽出し、230編を構造化抄録作成の対象とした。宮城県を中心として市町村による精度管理体制について調査をしたところ、市町村間で大きな格差が存在した。検診実施体制自己評価に際しては、住民に対する情報公開の制度化が重要と考えられた。わが国の地域及び職域を併せた受診率を推計したところ、胃がん検診25.3%、肺がん検診17.0%、大腸がん検診17.5%、子宮がん検診24.3%、乳がん検診20.9%であった。肺がん検診について従来の報告よりも低いのは、胸部X線検査を検診と認識していなかったと考えられ、検査の受診有無を質問する方がより正確と考えられた。
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更新日:2004/12/01 |