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主任研究者 国立がんセンター中央病院 西條 長宏
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 再発非小細胞がんに対するドセタキセルとドセタキセル+ゲムシタビンの第III期比較試験を行った。130例集積した時点で併用療法群に間質性肺炎の頻度が高く両群間の生存期間に差を認めなかったことより、再発非小細胞がんの標準的治療はドセタキセルと示された(JCOG0104)。高齢者及びpoor riskの肺小細胞がんに対するカルボプラチン+エトポシド併用療法対シスプラチン(分割)+エトポシド併用療法の比較試験(JCOG9702)に対する症例集積(220例)を終了した。両群間の毒性は許容範囲であり大きな差も認められていない。進展型小細胞がんに対するイリノテカン・シスプラチン(IP)療法とイリノテカン・シスプラチン・エトポシド(IPE)療法のランダム化第II相試験に症例集積を行った。現在登録症例数は50例である。特に大きな問題を認めていない。Superior sulcus tumor(SST)に対する放射線化学療法後手術による切除の第II相試験の治療成績の解析を行った。76例がエントリーされた。病理学的完全切除例は51例(89%)で組織学的CRは12例(21%)、全症例の1年生存率は77.3%で米国SWOG9416の成績と一致していた。すなわちSSTに対する「術前放射線化学療法+手術」が標準的戦略として評価された(JCOG9806)。臨床病期IA期の肺腺癌又はその疑いの症例に対し術前の薄切CT画像と切除標本の比較から縮小手術の適応となる可能性を術前に同定しうるか否かの検討を開始した。症例の集積は短期間で終了した(JCOG0201)。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |