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煙草の使用を減らすことは、西太平洋地域において、最も重要な予防保健構想です。西太平洋地域では、男性の60%と女性の8%が喫煙していると試算されており、煙草の消費量は未だに増加を続けています。特に懸念されていることは、青少年と女性の間で、喫煙の広がり方が加速していることです。 ![]() 煙草を使用した結果は破壊的なものになります。健康の観点から見ると、煙草は、死亡と身体障害について、どの病気よりも大きな原因であると認識されています。煙草業界は、営業努力を益々女性と子供に向けていますが、女性と子供は、喫煙が健康に及ぼす悪影響に特に弱いものです。蔓延した煙草の消費がもたらす経済効果も、同じく好ましくないものです。煙草の消費は世界の財源に対して大きな無駄となっており、少なくとも損害の半分は発展途上国で発生しています。これは、途上国を最貧困国に追いやっている恐れがあります。喫煙は、既に立証されている環境汚染であり、喫煙者の健康ばかりか非喫煙者の健康をも損ねるものです。喫煙の蔓延の大幅かつ持続的な抑制は、(禁煙への支援を含む)保健の促進、教育、および、啓蒙;(税制と価格政策を含む)法令と財政面での対策;権限の樹立、および、煙草の管理の監視と監督を組み合わせることによって達成することができます。 以前の「煙草と健康に関する地域行動計画」は、1990〜1994年および1995〜1999年を対象期間としたものです。「1995−1999:煙草と健康に関する行動計画」の主な目的は、以下のとおりです。
本「2000−2004:煙草と健康に関する地域行動計画」は、過去の計画を踏まえて作成されており、以下の各項に重点をおいています。
本冊子は、「1998:煙草と健康に関する地域ワーキンググループ会議(添付資料)」の推奨事項に基づいて、煙草の蔓延を管理し、国際的な「煙草の管理に関する枠組み会議」の採択と実施の国家的および地域的支援を促進する国家行動計画の立案の枠組みを提供するものです。
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更新日:2001/12/27 |