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小児腫瘍外科

希少がんホットライン 電話03-3543-56011.小児腫瘍外科について
2.診療について
3.研究について

1.小児腫瘍外科について

 小児腫瘍外科長 (副院長[診療担当]   肝胆膵外科長 併任)
島田 和明 (しまだ かずあき)  島田 和明 (しまだ かずあき)
  専門医・認定医資格など:
日本外科学会 指導医、専門医
日本消化器外科指導医、専門医
消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医

 医長 (国立成育医療研究センター小児がんセンター腫瘍外科 併任)
菱木 知郎 (ひしき ともろう)  菱木 知郎 (ひしき ともろう)
  専門医・認定医資格など:
日本小児外科学会 指導医
小児外科専門医
外科専門医 がん治療認定医
小児がん認定外科医
お子さんとご家族に寄り添い、一緒に考え、お子さんにとって最良の治療を提供できるように心がけています。

「こどもはおとなのミニチュアではない」

子どもは大人にくらべて体が小さく、手術を安全に行うには非常に繊細で特殊な技術が必要です。しかし、単に体が小さいだけではありません。子どもの体は発育の途上にあり、その機能調節もまだ上手にできません。また、子どもの年齢によってかかる病気も異なり、治療の仕方もさまざまです。さらに、子どもは身体だけではなく、精神的にも発達の途上にあります。病院での治療や手術という大きな試練を乗り越えるために、大人とは異なる配慮が必要です。このような子どもの特性を十分に理解し、最適な外科治療を提供するのが小児外科医の仕事です。

小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いのですが、大人のがんに比べて化学療法や放射線治療に対する効果が極めて高いのも特徴です。このため、手術も大人のがんとは異なる考え方やアプローチで行う必要があります。

こうした子どもの特性に配慮した手術を提供できるよう、2016年4月に国立がん研究センター中央病院に全国で初めて小児がんの外科治療に特化した診療科、「小児腫瘍外科」が開設されました。現在日本小児外科学会指導医(小児がん認定外科医)資格を有する小児外科医2名が常勤医(国立成育医療研究センター腫瘍外科併任)として小児腫瘍科をはじめ他診療科との協力のもと、外来・入院診療を行っています。

2.診療について

小児腫瘍外科の対象疾患

・ 固形がん

神経芽腫、小児肝腫瘍(肝芽腫、肝細胞がん、肝未分化肉腫、肝血管肉腫、ラブドイド腫瘍など)、小児腎腫瘍(ウィルムス腫瘍、腎細胞癌、ラブドイド腫瘍など)、ユーイング肉腫(骨外性)、横紋筋肉腫、胚細胞性腫瘍(精巣、卵巣、仙尾部、後腹膜、縦隔)、胸膜肺芽腫、甲状腺腫瘍、その他頸部・胸部・腹部に発生する腫瘍全般に対する腫瘍摘出・生検などの外科治療 (脳、骨・筋の手術はそれぞれの臓器専門外科が担当します)

・ 造血器腫瘍・その他の腫瘍

小児がん治療中のお子さんに必要な外科治療全般を担当しています。 小児固形がんの治療では、手術だけでなく、くすりの治療や放射線療法がとても重要な役割を果たします。国立がん研究センター中央病院で治療を受けるお子さんは、小児腫瘍科が中心となり、小児腫瘍外科、病理診断科、放射線科、その他の診療科がチームとして協力してお子さんの治療にあたっています。また、年長のお子さんについては、各分野のエキスパートが集まる日本随一のがん専門施設である事の強みを生かし、外科各科との連携を行っていく予定です。

また、小児がんの手術についてのセカンドオピニオンも随時受け付けます。

3.研究について

日本小児がん研究グループ(JCCG)が取り組む全国規模の多施設共同臨床試験に中心メンバーとして取り組んでいます。